08年7月11日 文具を超えた文具たち! 超文具大百科!!
ゲスト:山田五郎、勝田和宏(進行)、きだてたく、ふかわりょう、松尾諭
消しポンのヒットに代表されるように、文具の世界にもさまざまな流行りもの、ヒット作が存在する。そんな中から、今回は常識を超えた文具(要らない機能がすごい)の世界を見ていく。

超文具のひとつめは9枚刃ハサミ。ただ紹介するのも何なのか、ふかわと松尾によるドラマ仕立てで機能を紹介するのだが、場の空気を察したふかわがドラマから戻るのを拒むくらいグダグダ。さてこのハサミだが、シュレッダーのように紙を細く裁断できるもの。当然クロスカットも可能で、個人情報保護グッズとしてバカ売れしたらしい。子供用のミニタイプ、ロングタイプも存在し、タモリなどは面白がって切りまくり、ふかわや松尾に渡そうとすらしなかった。で、ドラマによる紹介もこのグッズだけ、ということに。

きだての分類によれば、文具は大別して機能特化種、形態異常種、文具合成種、付加価値種、玩具合成種の5つになるようで、9枚刃ハサミは機能特化種にあたるが、次は形態異常種の多ファスナー筆入れ。筆入れ全体をファスナーで覆っており、一つ一つ違うポケットかと思いきやさにあらず、すべて同じポケットのファスナーという意味不明の代物。全部開けると中身がボロボロこぼれ落ちる、革命的な一品だった。同じく形態異常のレーダーS-10000は、かなり大きな消しゴム。値段もビッグで、10000円のものは両手でなければとても持てない大きさだ。リヴィング・デッド・シャープナーはホラー人形の目に鉛筆を突っ込む悪趣味な鉛筆削り。削りくずは口から出てくるというグロテスクさ。

文具合成種からははさみとカッターが融合したおもしろはさみカッターを。見るからに使いづらいダメな文具だが、意外にも人気らしい。また、ここで出演者の使っている筆箱をチェック。ふかわはプーマのビニール被覆のポーチ、松尾はニンテンドーDSのケース、教授はカルティエの葉巻入れ。ふかわや松尾の筆箱はあまり見ようとしなかったが、教授のときは芸名「山田五郎」の由来になったシャープペンシルが出てきたので、ネーミングの由来が語られていた。

超文具の付加価値種としてはナンバーロックペンがある。ナンバーを合わせないとノックできないボールペン、それでいて芯の交換ができないというもの。また、定規にキーボードがくっついたMelody Rulerも紹介。和音は出ないもののきちんと音が出て、演奏の録音、デモ演奏も可能という無駄な機能満載の一品。玩具合成種からはロケット発射台がついて実際に飛ばせるロケットペン、仕掛けで長さが伸びる、伸びるボールペン。伸びるボールペンは「伸びろ」というとかなり伸びるというギミックがついていたが、これは何のことはない、撮影用の創作ギミックで、スイッチが付いているだけだった模様。

最後はいろいろ機能をつけてもかえって使いづらくなると結論付けつつ、ふと目に入った文具であそぶ一同。蟹のハサミがくっついた文具(ペン?)や大人の匂いのするサボテン型ボールペンを手にエヘエヘ笑いながらあそぶいい大人二人(タモリと教授)だった。


「ある程度リアクションすると話すことがなくなる」という出オチ的なところのある文具がほとんどだが、その実用性のなさがかえってよくて、よくもまあこんなものを作るなあと感心。多ファスナー筆入れがなかなか衝撃的だった。この筆入れや鉛筆削りを見るに、もっとやばそうな文具がいろいろとあるんじゃないかと思えるが、バランスを考えると仕方ないのかも。久々の出演になるふかわはドラマこそグダグダだったものの、超文具に対するツッコミは的確で、教授が後からそれに乗っかってくるほど。対物に強いのだろうか。「山田五郎」の由来はあまり語られることがないような気がする(そもそも由来を語れる場がほとんどないのだけど)だけに、今回話を聞けたのはよかった。

空耳アワーの結果

1本目のテロップ、ミュージシャン名と曲名の表示が逆になってた。

ミュージシャン 曲名 賞品
アーク・エネミーディスピカブル・ヒーローズ手ぬぐい
アンドレア・ボチェッリ心の中の彼女手ぬぐい
システム・オブ・ア・ダウンシガロ耳かき

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