08年3月28日 | 美しい! そして有難い!! 東京ボーズスタイル2008 | ||||||||||||
ゲスト:みうらじゅん、渡辺祐(進行)、Perfume、松下弓月、樋口星覚、守屋宣成、青江覚峰、日下賢裕 | |||||||||||||
超宗派集団、虚空山彼岸寺。仏教の裾野を広げるべく活動している彼らが宗派を超えた合同法要を開催、法衣をはじめとしたライフスタイルについて語り合うとのことで、今回はその会にパフュームとともにおじゃまする。パフュームが呼ばれたのは、今回出演の僧侶(イケてる僧侶、略してイケ僧)たちからの熱いラブコールがあったためらしい。 最初は順に自分の好きな曲をBGMに登場してもらい、法衣の着こなしについてアピールするパート。トップバッターはアウトドア般若心経でもお世話になった松下。曲はPerfume「ポリリズム」。下手に前回オザケンが好きと言っていただけに今回パフュームの曲を選んだことにみうらやタモリからえらいブーイングだ。法衣は伝統を重んじつつ、下衣と上衣の色を橙に合わせ、さらに袈裟の色まで同色に合わせて白をアクセントに使う上級者テクを披露。 Underworld「REZ/COWGIRL」に乗せて現れたのは樋口。上下ひとつなぎの黒い衣の上に同じ色の袈裟をかぶせ、中の着物も含めて黒で統一している。さらに作務衣にもなるすぐれもの。黒は禅宗のベースの色で、位が上がると色がつけられるが、かっこいいから黒を着ているとのこと。また、樋口はモテたいがために髪も剃っていないそうだ。続いてPerfume「Baby cruising Love」に乗って守屋の登場。アクアブルーの袴に紫の袈裟、数珠の紐も青にして寒色系で統一してきた。青江と日下は揃って村田陽一ソリッド・ブラス「G・N・P」で登場。東西の違いはあれどともに本願寺系で、袈裟の着方が楽になっているのが特徴。青江はタイトに、日下は長めに着こなしていた。衣への紋の有無や紐の結び方に東西の違いが出ているとのこと。 全員揃ったところで、ファッションリーダーの樋口の法衣以外へのこだわりを聞いていく。作務衣はデニム地で使い古しがかっこいいので、洗濯機で何度も洗ったり、ストーンウォッシュを施したりしているとのこと。上着の裾の長さにも気を配っている(短いと足が長く見える)のだそうだ。下着は入門1年目は白ブリーフのみと厳しいしきたり。ただ、年を重ねると下着もおしゃれができるらしい。タオルの巻き方にも基本形から耳を入れたり結び目から垂れをつくったりといろいろあるようだ。樋口はタオルを作務衣のタオルということでサムタと呼んでいるようだが、他のメンバーはそうは呼んでいないようす。 引き続き、仏教ファッションの最新トレンドも覗く。Tシャツに衿がついているので着崩れしないTシャツ襦袢、着脱が楽なマジックテープ帯、伸縮性の生地を使用したストレッチベッス(つま先が割れていない足袋)を見た。全体的に僧侶たちから見ても便利なものが多いようでなかなか好評だったがストイックな樋口はそのほとんどを否定。しかし邪気のないあ〜ちゃんによってあっさりぶった斬られてしまうのだった。 最後はメンバーの中から最もイケている僧をパフュームが選出。松下が選ばれ、副賞としてパフュームと一緒に記念撮影するという、他の僧も素で羨ましがる権利が与えられた。選ばれた松下自身も興奮でカミカミ。さらに五宗派が集まったということで合同で般若心経を読経、そのまま終了した。 ストイックな樋口 VS 奔放なあ〜ちゃんという構図ができあがってから俄然面白くなってきたように思う今回、法衣は法衣で面白いと思うのだけど、モテたいとか合コンにも行くとか最近結婚したとか、補足的に触れられていた若い僧侶たちの実態みたいなものがもっと掘り下げられれば楽しいように思った。音に聞こえしあ〜ちゃんの毒(天然?)はおそろしいもので、後半は彼女ひとりでもっていってしまった感。そんな今をときめくパフュームに対しても「黒魔術の人みたい」などと嘯くみうらがえらい。そうした中でも、若い女子を前にしているせいか下ネタをほとんど出さず暴走もせず、というのが何だか微笑ましかった。イケ僧たちについては、村田陽一というのがベタっちゃベタではあるもののいいところを選んできたなと感じた。数年ぶりに名前を聞いた。なつかしい。 空耳アワーの結果 タモリ、笑福亭鶴瓶が坊主にする手伝いをしたらしい。
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