08年1月11日 祝!47都道府県コンプリート!! 勝手に観光協会 ザ・ファイナル
ゲスト:乾貴美子(進行)、みうらじゅん、安斎肇、永田章浩
来年の横浜は開港150周年など、さまざまなイベントが目白押しだが、ことしも一大イベントが開催される。各都道府県を訪れ勝手に宣伝、勝手にご当地ソングやご当地ポスター、ご当地マスコットを作ってきた勝手に観光協会がいよいよ横浜にてファイナルを迎えるのだ。今回は10年もの長きにわたったプロジェクトを通して生み出された、数々のご当地ソングを聴いていく。

ご当地ソングの録音については常に旅館である。旅館で録音、略してリョカロク。当初一部屋で録音していたが、音量やオカリナの音で苦情が来たため、角部屋と隣の部屋をとり、角部屋をスタジオに録音することにしたらしい。ただ、今回のご当地ソング披露は当時の録音の再生ではなく、なんと生演奏。まずは山形の「ガッタ山形」。ブラスロックの激しい曲だ。いきなり安斎がトチるハプニングもあったが、カンペを見ながら無事完奏。「歌い慣れしてない」「ブラスロックというより放浪芸みたい」となかなかヒドい言われようだが、そのまま次へ。埼玉の「やるねさいたま」はコンセプト説明すらしどろもどろになっているブルース。一切の感想を排除した詞がタモリの評価を得た。

ここからはご当地ソングもダイジェスト。安斎のシャウトが唸りをあげるハードロック・大分県の「地獄のエステティシャン」、フラメンコを大胆に採り入れた三重県の「潜ってエスパーニャ」、安斎がリードボーカルを務め、永田もコーラスで参加する群馬県の「上州の風」と立て続けに聴いて、タモリも「聞いているとだんだんよくなってくる」と錯覚を覚え始めた。

併せて、各地の視察のダイジェストも見る。北海道や徳島、岡山、秋田、岐阜、宮崎の様子を見たが、乾には「遊んでるだけでは…」と容赦なくぶった切られていた。さらに、ご当地ポスターも鑑賞する。岡山、千葉、宮崎のポスターを見た。宮崎のポスターは、それまでさんざん言ってきていた乾の反応も上々だった。

さて、最終訪問地の神奈川についても視察の模様を見るとともにご当地ソングを披露する。視察報告では中華街や荒崎、江ノ島エスカーの写真や、スイッチバックする電車模型のお土産を見た。ご当地ソングは「恋のスイッチバック(三度まで)」。歌詞がタモリに妙に高評価。曲はタモリと乾もボンゴとマラカスで参加してフルコーラスで演奏した。歴史的事業に参加できてタモリも感慨深そうだ。


エロスクラップやアウトドア般若心経のときもそうだったが、嘘か真か「偉業を成しえた時はタモリ倶楽部」というみうらの姿勢がいい。神奈川県が最後になった理由は「タモリ倶楽部が来やすい所を残した」という眉唾物の理由だが、彼には十分ありうるだけに怖い。勝手に観光協会はポッドキャストで聴いていたから知った曲もそこそこ流れていたが、自作なのにカンペというのがけっこうおかしい。作りっぱなんだろうなあ…。乾ちゃんは誰にでも辛辣といえば辛辣だが、とくにみうらに対してはキツいような気がする。何か許せないところがあるのだろうか? でもそういうふうに彼にきつく言う人は他にいとうせいこうくらいしか思い当たらないので、暴走を嗜めるストッパーとしてはいいのかもしれない。何しろ真顔でヒドいことをバンバン言うのだから素晴らしい。あと、「恋のスイッチバック(三度まで)」の後奏とスタッフロールを重ねる手法がこの番組らしからぬテレビっぽい手法で、ちょっと感心した。

空耳アワーの結果

安斎が出ているので永田を除く全員で。

ミュージシャン 曲名 賞品
ダイアナ・ロス永遠のラヴ・ソング手ぬぐい
インセイン・クラウン・ポッシーファック・ザ・ワールド手ぬぐい
ジェーン・バーキンシック耳かき

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