07年11月16日 | サンマ大漁記念! せっかくだからおいしくキレイに食べよう!! | ||||||||||||
ゲスト:石田靖、山崎樹範、田山涼成、勝田和宏(進行)、風間璋子、陦和幸 | |||||||||||||
ことしはサンマが豊漁で、お値段も安くなっている。そこで石田らがサンマパーティーを企画、タモリはそれにお呼ばれする形になったが、実際のところ、果たしてサンマをきれいに食べられるものかどうか? そこで今回は、(タモリは「イヤだ」と言っていたけど)みんなでサンマの食べ方を学ぶ。 タモリは食べ方にあまり自信がないようだが、他の3人は庶民の食べ物であるせいか、なかなか自信を持っているようす。ということで、まずはじめに何の指導もなしで田山の普段の食べ方を鑑賞。全員でチェックしていく。正面に奥さんがいるというところからツッコミ入りまくりだが、ともかく食べ始め。背骨に沿って身をいくらかほぐし、そこへ醤油を垂らし、さらには大根おろしにすだちをかけ、一口目ははらわたごっそり、身を少し包んで、といった流れだが、メンバーの食べ方とは違うようで、山崎には「全然トンチンカンじゃないですか」とまで言われるほどだった。一方、他のメンバーの一口目はといえば、石田は背骨を外してしまってそれにしゃぶりつくところから、山崎とタモリは頭のあたりの身を普通に。ただ、タモリははじめに背骨を除くという石田のやり方に感心したようだ。 半分食べたあとにどうするか、ということについては、ひっくり返して同様に、というのが大勢だが、石田のやり方にすればその必要もないとのこと。ここらで石田は誇らしげにするのだが、田山にしてみれば「育ちが悪い」とかで、何やら人格否定合戦の様相。と、ここで勝田の食べ方に振られて事態が急転。一口目は真ん中からというのはともかく、ハラワタは食べない(食べたことがない)、お尻のほうも食べないという発言、身がたくさん残っているのに終了という姿勢に、ブーイングを通り越して絶句する一同。何とか腸を食べさせようとするが素で嫌がる始末。 ということで急遽勝田にサンマのハラワタを食べさせるドキュメントとなった。ハラワタ周りの小骨で既に嫌がっている勝田に酒は呑まないのかと尋ねると、呑む、と。ただ、肴は焼き魚や塩辛ではなく、チョコレートなどの甘いものだとのことで、ここでもブーイング。で、恐る恐るハラワタを口にした彼は、「にがっ」と眉をしかめっぱなしだった。 後半にきてようやく本題の食べ方を風間から学ぶ。最も大事なのは、一緒に食べる人が食べる気をなくさないようにすること。勝田のような食べ方ではダメだということだ。箸をつけるのは手前(腹側)から、頭から尾へ。上身を食べたら尾側から骨を折り、身から外して皿の向こう側に置くのが作法のようだ。ひっくり返すのはご法度。風間によれば、田山の食べ方がいちばんきれいだったとのことだ。また、魚屋の陦からも時間がないときに有効な食べ方を学ぶ。それは頭に箸を入れ、一気に尾まで引くというもの。包丁でおろす感覚だ。これだと小骨も簡単にとれるとのこと。あとは骨を除いて、大根おろしや醤油をかけ、最後に身を戻して一気に食べる、と。当然風間には怒られる食べ方だが、一同は感心しきりだった。 最後はカレイの煮付けをみんなで食べる。エンガワは口に含んで骨を出すしかない、というような話をしている横で勝田が小声で「エンガワってどこですか」と。本日のMCとして果たして適格だったのか、最後まで疑わせる勝田であった。 田口が食べるときにコメントしたいときはベルを鳴らしてから、というわけのわからないシステムを導入していた序盤は、ベルがチンチン鳴ってギャラリーが言いたい放題、という構図だったが、勝田の食べ方が露見してから事態が急転していく(本題の食べ方はもはやどうでもいい)のが見ていて楽しかった。マズそうに食べる姿は見ていて気持ちのいいものではないが、そんな視聴者の心境を出演者一同が心を一つに代弁している感じがいい。この展開が台本上のものかどうなのかは知りようがないが、想定外の展開であるならこれは奇跡のような一本だ。台本どおりなら、まあよくできた話だという感じ。 空耳アワーの結果
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