07年10月19日 | 今夜OPEN! 酎ハイ専門酒場(ただし炭酸は20種類ありマス) | ||||||||||||
ゲスト:マギー(進行)、竹山隆範、六角精児(オーナー)、田中要次、藤原法仁(炭酸ソムリエ) | |||||||||||||
赤坂にイケメン俳優が呑み屋を出したらしく、今回はそこで呑みながら一本。と思って行ってみたら、イケメン俳優などどこにも居ず、居たのは六角。もちろん実際に出したわけではなく(出していたことはあるらしいが)仮想の店だが、店の売りは炭酸。さまざまな業務用炭酸水で焼酎を割って呑もうという企画だ。使うのが甲類焼酎ということで一同萎え気味だが、ともあれ呑み始める。 はじめに試すのはヤングホープ(宮岡商店)だが、これを使って藤原から下町の注ぎ方を教わる。ジュースを注ぐようにするのではなく、180度反転させ、垂直にした状態で注ぐのだそうだ。これを180度反転注ぎと呼ぶとのこと。一見こぼれてしまいそうだが、これが意外とこぼれないうえ、炭酸が抜けない、あふれないといった利点もあるのだそうだ。さてヤングホープは炭酸がやや弱め。通は「キック」「パンチ」といった語彙で強弱を表すのだそう。炭酸の弱さに加え、最初は氷も入れずに呑んでいたので不評だ。ただ、氷を入れて反転注ぎをした仕切り直しの一杯はなかなかのもの。 続いてトーイン(東京飲料合資会社)。ヤングホープよりは強い炭酸のようだ。ドリンクニッポン(野中食品工業)は圧倒的な炭酸力が自慢ということでその強さが好評。コダマサワー(コダマ飲料)は呑む順番もあってか、やや弱め。呑んでいる酒が甲類焼酎だけに、炭酸の強さでごまかさないとダメな模様。さらに、レモンが入っていて色がついているのが特徴の関西の炭酸水、ヌノビキダイヤサワー(布引鉱泉所)とノセミネラル(能勢酒造)をそのままで賞味。レモンスカッシュのようだとなかなか好評。 引き続いてのキクスイ炭酸(野中食品工業)は粗い泡が好評。フジカサワー(静水社)は微炭酸気味ということで、やや物足りなかった模様。男のちょい割る強ソーダ(木村飲料)は泡が粗くないながらも強力でなかなかの評判だった。最後のアズマ炭酸(興水舍)は辛口の泡でほどよい強さ。これも好評。 オンエアでは呑まれなかったものの、他に紹介された炭酸水はKagetsu(野中食品工業)、コクカドリンク(ホッピービバレッジ)、オリオン(オリオン飲料)、パレード(川崎飲料)。企画の途中では「炭酸水ができるまで」と称して炭酸水製造の工程を追った。また、下町流の炭酸水の楽しみ方として、藤原が安い白ワインを割って飲むのを提案。シャンパンのような味わいになるのだそうで、みんな(酔っているのもあるのだろうが)納得のデキ。居酒屋のメニューにしてもよいのでは、との声もあがった。 つまるところ炭酸の強弱の差でしかなかった今回だが、甲類焼酎は1.8リットルボトルが2本目に突入しそうなほど飲んだし、初登場の田中も「まさかタモリさんと仕事で呑めるとは」とベロベロになりながらも大満足だったようだ。 浅草キッドも井筒監督も出てこない呑み企画は珍しいような気がする。「きょうすごい楽しい」という田中のコメントに象徴されるように、笑いの絶えない穏やかな呑み会といった趣。周りがどんどん酔っ払っていく中、自らも酔いながらも随所でいいコメントを出して竹山がいい仕事。もっとも、六角の中途半端なコメントやあまり喋らずに真っ赤な田中も、それはそれで愛すべきものであるとは思う。マギーと六角の共演はもう何度目だ。同じような面子で何回も回すので、ゲストのローテも見えてくるようだ。酒はほとんどダメで酎ハイ事情はわからないので、メインテーマの炭酸水そのものについては「へえ、そうなんだ」くらいの感想でしかないが、レモンの入った関西の炭酸水は一度飲んでみたい。出している居酒屋はないかしら。 空耳アワーの結果 安斎、酒臭さを漂わせて今回も遅刻。「一回遅刻するたびに確実に仕事が一つ減る」らしい。
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