07年9月7日 | 家康もビックリ! 庶民はお盛んだった!! 江戸人の夜のしきたり | ||||||||||||
ゲスト:浅草キッド(博士が進行)、江川達也、鴻上尚史、白倉敬彦(解説) | |||||||||||||
近年江戸時代の文化が注目を集めているようだが、江戸時代といえば夜の文化も花開いたエロ時代でもある。性愛術を説いた色道指南書も春画とともに出版されていたくらいだ。今回はそうした指南書を読み解き、エロ時代のハウトゥーセックスを学ぶ。春画の基礎知識(貴重なものは数千万の値がついた)を聞いたりうなぎ(うなぎ屋の2階がデートスポットだったこともある)を食べて精をつけたのち、いよいよ夜のしきたりへ。 まずは「色道禁秘抄」より、「交接の時睾丸の触るを悦ぶの説」。これは睾丸で会陰を打ち付けるのがイイという話。続いて「男女狂訓 華のあり香」より「夜這の技法」。家の中の夜這いが多かった当時において、音を立てずに寝所に行く技を示したもの。ここでは、もう夜這い云々以前に、江戸の性文化から現代の性文化にシフトチェンジした原因について、江川と鴻上との間で真面目な?議論がなされた。 「あらばち(処女)」「まらめだま(鈴口)」といった当時の色単語をクイズ形式で学びつつ、「好色旅枕」より「射精を止める秘術」。睾丸の下の部分を押すと出ないというものだ。実際、博士が番組で何度か話しており、江川も独自に編み出した技法だという。達成感はあるものの出ないのだそうだ。「射精時の技法」も載っていたが、これは眉唾物という結論だった。 最後はプロの指南書、「おさめかまいじょう」より「凍りこんにゃくや高野豆腐を使う秘法」。凍りこんにゃくや高野豆腐を半分入れた上で挿入するときつく締め付けるという話。いわゆる遊女の裏技だろうという推測がなされた。ということで、これらの江戸人の夜のしきたりを是非お役立て下さい、とのことだったが。 家康もビックリとか言ってるけど、偉いさんはもっとお盛んだったんじゃないかなあ…。さて、ちょっとあやしげなセットで展開される今回の話は、原文を読んでさらに訳して、という流れになっていたので、ひとつひとつが多少冗長で、もう少ししきたりの数を増やしてほしかったという印象。もっとも、そうしたしきたりが実際に使えるかというと微妙なものが多く、強いて言うなら射精を止める技術なのだろうが、これはこれでやりすぎると良くないようで、せいぜい当時の文化を学ぶという程度か。結局今も昔もやるこたほとんど変わってないのね、という結論でいいのかしらん。使い方は違えど、こんにゃくが当時から愛用されていたというのは何やら感動的。江川は持論を展開させると少々うっとうしいので、エロ企画でもアタマを空っぽにして臨めるような企画に呼ぶのがいいように思った。 空耳アワーの結果
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