07年8月24日 | もっとお麩を食べようキャンペーン トップ・お麩・ザ・ワールド | ||||||||||||
ゲスト:伊集院光(進行)、浅野和之、山崎樹範、中村親平(解説)、石澤勝敏、中村千秋、中村茂、中村敬子 | |||||||||||||
もう今年も2/3が終わろうとしているのに、ここへ来て浅野と山崎が麩の2007年キャンペーンボーイに選出された。これを仕掛けたのが創業70年の老舗、平野食品工業株式会社。タモリも今世紀に入ってから食べていないというくらいの目立たない食材である麩のイメージアップを図ろうというのだ。今回はその平野食品(先代の名前の「平」と出身地の長「野」で「平野」)を訪ね、キャンペーンを通して麩の基本から未来までを考えてゆく。 麩は全国で80種類くらいもあるという。それぞれ形も大きさも異なるのだが、実のところ中身はほぼ全部同じなのだと。例として小町麩、うず麩、ちくわ麩、豆麩が出てきたが、味も変わらない(というか味がない)し用途も変わらない。ただ、味がないところは麩のいいところで、好きなように味付けができるのがよいのだそうだ。 続いて麩を作る工程を見学。小麦粉をグルテンと澱粉とに分離し、分離したグルテンに新しい小麦粉を加え練り込むと生地が完成する。生地を焼く前に細長くするのだが、これをやってみることに。一見大層な作業だが、実際は大したことなく、みんなあっさりできてしまった。あとは長さを整え焼くだけ。焼きたての麩は出来合いのものより旨いようで、みな黙々と食っていた。 さて、今回の本題はキャンペーンであるからして、その一環としてコマーシャルを撮ることになった。アピールポイントは高タンパクで健康食であること、毎月2日がお麩の日であることであり、これを踏まえて浅野と山崎が小芝居を交えたCM「ゴッド麩ァーザー 教育編」「ゴッド麩ァーザー 愛情編」の2本を演じた。決め台詞の「しかも、味がない!」にタモリが難色を示すも、そもそも中村が言っていることなので問題ない、と押し切られた。ただ、そうしたアピールポイントが商品パッケージに記載されていないことも判明。一応その場では記載する、ということになった。 最後は社長夫人、息子の専務夫婦を交えて彼らや同業の製麩工業会による創作お麩料理をいただく。出てきたのはお麩カナッペ、お麩のなめ茸おろし和え、お麩スナック、お麩グラタン、お麩の玉子とじ、お麩の角煮風、麩カツ。最初のカナッペの評判がいまいちだったが、その後は高評価連発。とくに角煮風は肉好きの伊集院をも唸らせる一品だった。ただ、最後の麩カツでまたいまいちの評価になるというオチが待っていた。カナッペと麩カツを持ってきたのがいずれも専務夫人だったというのがまた… 以上、イメージアップに尽力した浅野と山崎には賞品として麩が3kg贈られた。 その地味さから決して楽な業界ではないのだろうけど、それでも社長が常にニコニコしていて社内に明るさが感じられる平野食品工業には好感が持てる。味がないことを売りにするというところも型破りでいい。作業が想像以上に楽で、伊集院の空気読めというたしなめに対して「そういうセオリーは通用しない」とタモリが言い切るところもなかなか。なぜここへきて浅野なのだろう…?と思わんでもないが、CMのために大仰な演技ができる人、かつマギーや六角精児あたりを避けた人選ということかしら。CMでの演技は悪くなかったと思う。なお今回は、タモリが珍しくOPのいつもの文句を「毎度おなじみ流浪の倶楽部…」と間違えた。 空耳アワーの結果 安斎が企画ゲストじゃないのに全員で送るという珍しいパターン。10時からの収録だったため、保険のため出演者全員を押さえたらしい。そうしたら安斎もちゃんと来た、と。
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