07年8月17日 | 五円玉アイドルが教える! 深遠なる五円玉アートの世界 | ||||||||||||
ゲスト:おぎやはぎ、鴻上尚史、ガダルカナル・タカ(進行)、山口典子(のりピー) | |||||||||||||
SuicaやPASMOのヒット、Edyなど電子マネーの浸透などにより、小銭の要らない世の中が近づいてきた。そんな小銭の中でも最も余りやすい?のが五円玉。それを使って作品を作り出しているのが山口だ。様々な手芸が好きで、その一環として五円玉アートの世界に入っていったのりピー。五円玉の芸術というより紐の芸術では?という一同の疑念もあるが、今回はさまざまな五円玉アートを見てゆく。 手始めに蛙(約80枚使用)を見たあと、本格的な鑑賞へ。また、並行して最近出番の多いAD川上が五円玉御輿をロケ部屋の裏で製作する。まずは五重塔(796枚使用)。ここから五円玉アートに入る人も多いという人気作だ。はじめは「これすごい」などと感心する一同だが、キットを使って金属板の上に五円玉を敷いているということが明らかになると何やらがっかりした風。テンションも下降気味だ。 次はのりピーのオリジナル作であるふくろう(120枚使用)。オリジナルということもあってかこちらは好評を得た。ただ、接着剤を使っていることが判明し、またぞろテンションは下がり気味。タカが必死に持ち上げようとしていた。続いて打出の小槌(500枚使用)と鼓(230枚使用)。打出の小槌は紐の結びを緩くして曲線を表現しており、適度な弾力があるようだ。一方鼓は、矢作が目ざとく鉄板を使っている(円形は五円玉だけで作れるけれど、それを平らにするには鉄板が必要なのだとか)のを見つけ、またぞろブーイング。 さらには鹿苑寺(553枚使用)。五重塔と同じように屋根は金属板に五円玉を敷き詰めているようだが、モノがモノだけに五円玉で作る必然性がある、となかなか好評だ。最後に見たのは大鎧(1400枚使用)。鉄板も使わないのりピーのオリジナル大作に、さすがにみんな驚いた様子。それでも紐の芸術という疑念はいまだ残り、タカはがっくりだ。最後には匙を投げる始末。 また、おぎやはぎ進行による「おぎやはぎが教える五円玉の歴史」も挿入。明治3年〜明治30年〜昭和23年〜昭和24年〜昭和34年(マイナーチェンジ)と変化していく五円玉のデザインや原材料を教えてもらうが、裏付けの取れていなさがなかなか凄い。敢えてスタッフがそういう用意をしなかったのかもしれないが、質問に対する受け答えがこの上なく雑になっていた。 最後にみんなで五円玉アート(10枚でできるわらじ)に挑戦。二枚の五円玉に紐を二度通して結ぶ、というのが基本の結び方。あとはそれを広げていくだけだが、みんなけっこう苦労しており、1時間半ほどかけてようやく完成。キーホルダーをつけてそれぞれなかなかの出来になっていたが、小木のものだけ不格好。川上の御輿も完成していたが、これも結局は五円玉を結んでキットに乗せているだけ、と最後まで五円玉アートの価値はいまいち認められないままだった。 のりピーにはかわいそうなことになっているが、作品を見るだけというせいか、五円玉アートのツッコミどころを見つけるような展開で、それで成り立ってしまっているのが面白い。作品の出来は悪くないのに不思議なことだ。矢作の突き放したようなツッコミがこの流れの中では合っていて、なかなかいいと思った。出演者ほぼ全員が否定し、タカのみがフォローに回るという構図もほとんどないはずで、そういう珍しさもある。オイパンク川上はセンスがタモリと相容れない異質さもあるのだろう、とみに出番が増えており、今後もしばらくは下働きになりそう。 空耳アワーの結果
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