07年8月10日 | 地上で地下鉄の音を聴く!? 東京聴き鉄MAP | ||||||||||||
ゲスト:南田裕介、土屋礼央、真田喜延、勝田和宏(進行)、ダーリンハニー、豊岡真澄、伊原凛(オンエアテロップは井原) | |||||||||||||
代々木公園は駅も線路もないのに、電車の走行音が聞けるスポットがある。千代田線の路線上に公園があるため、通気口から音を漏れ聞くことができるのだ。今回はそんな聴き鉄スポットをめぐってゆく。メンバーのうち、豊岡と伊原は別働隊としてタモリらと違うスポットを訪れる(ロケ日も違うしカメラもハンディっぽい)。 まずはスタート地点の代々木公園でしばらく音を堪能。どこまで本当かわからないが、ダーリンハニー吉川の行きつけスポットだそうで、髪がなびくほど強く下から吹き上げてくる風、轟音に一同興奮。聴き鉄専用集音器と銘打たれた筒が一人一人に手渡され、風の動きがわかるように輪っかにビニールひもの吹流しをつけた風視覚化装置も携え、聴き鉄のための装備は万全。十分に楽しんでいた。勝田が集音器を倒しただけで一斉に冷ややかな目が浴びせられたのも、皆真剣であればこそだ。聴いた路線のシンボルカラーのテープを集音器に貼り(以降も同様)、次へ。 二ヶ所目は西麻布三丁目。日比谷線のカーブに相当するところだ。大きな道路に面しており騒音が大きいということで、わざわざガンマイクとヘッドホンを用意して聴く。カーブがきつく制限速度も抑えているので、独特の高い音が聴こえてきて一同悶絶。ただ、実際のところ、ヘッドホンより集音器のほうが音は聞き取りやすかったようだ。三ヶ所目は高輪公園。浅草線の換気口があるが、ここはこれまでの二ヶ所がグレーチングだったのに対し、建屋になっている(理由は不明。勝田が問うたが彼も答えを知って問うたわけではなかった)。したがって、集音器を耳にあてるよりもそのまま聴いたほうがいいスポットだ。 最後は泉岳寺で京急を聴く。最初に来た車両がつくりだした音と風がものすごかったせいで風視覚化装置が道路に飛び出してしまいそうになってしまう。タモリはそれを押さえた関係で聴きそびれてしまった。眉間に皺を寄せ、本気で口惜しそう。その後も聴くが、新型車両だからかやや静かでタモリ独りが残念がっていた。ただし、ただの大きな筒が集音器にしか見えなくなり、みんなが集音器に耳をあてる構図にとくに違和感がなくなり、と、聴き鉄というジャンルをここで確立した感がある。もう確立されていたのかもしれないけど。 なお、別働隊の豊岡と伊原の映像は、主力の移動の合間に流れた。訪れたのは青山二丁目(半蔵門線と銀座線)、芝公園二丁目(三田線)、国会議事堂前庭園(丸の内線)。電車でも芸能界のキャリアでも先輩である豊岡が伊原を引っ張るイメージで展開。すっかり電車アイドルになった豊岡はもちろんだが、伊原も「もう一回聴きたい!」などとけっこう楽しんでいたようだった。 テロップすら入っていないが一応電車クラブ企画なのだろう、しっかり会員証を提げてくる南田が律儀だ。電車と南田、となると安定した出来は約束されたようなものである。初出演の真田がほとんどいいところなく終わった(話題に加わりやすいように途中で立ち位置が変わったようだけど)のが残念ではあるが、土屋は出演2回目で早くも場に溶け込み、ダーリンハニーも諸先輩と互角に渡り合い、と、音を聴いている時はもちろん、合間合間の四方山話も盛り上がってよかった。とくにダーリンハニーは電車に興味がなく、今回唯一のツッコミ役であるはずの長嶋まで要所要所でいい発言をしており、今後も若手枠で呼ばれるのは芹沢教授でもななめ45°でもなく彼らかな、と思わせるに十分であった。別働隊はオンエアの時に挿し込みで入るという扱いのひどさに泣けるが、伊原がけっこういい。豊岡と身長差があるのに渡された集音器が一緒ということで、ふたりの聴く姿勢が全く違う。豊岡がガッついている感じなのに対し、伊原は妙に色気がある。身体が綺麗に伸びているから? こんなことにもちゃんと興味を示していた様子だし、この人は伸びそう。ズームインのお天気キャスターですか、なるほど…。 空耳アワーの結果 チョコベビーズのセカンドアルバム発売が決定。レコ発ライブもやるそうな。1本目ではカメラに見せるための賞品をスタッフが用意し忘れ、危うく賞品なしになるところだった。
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