07年4月6日 食虫植物愛好家の宴 潜入!浜田山集会!!
ゲスト:ほんこん(進行)、江川達也、田辺直樹(解説)、大内光洋、坂本匡一、真下祐司、星野映里、大谷博行、政田具子
きょうは趣味の会合におじゃま。趣味といってもおなじみの鉄道ではなく、食虫植物だ。日本食虫植物愛好会が毎月開催しているという、通称浜田山集会に潜り込む。浜田山集会という通称は、浜田山の公民館で催していることに由来するとのこと。毎回愛好家が自慢の食虫植物を持参して一席ぶったり栽培方法の情報交換をしたりする催しのようだ。

まずは概説から。例えばウツボカズラのようなおなじみの部分は、葉が変化してできたものらしい。食虫といいつつも光合成も当然行い、虫は一種の栄養補給のような位置付けになるようだ。といっても、生育環境が厳しいところに自生するものが多いようなので、一般の植物の摂る栄養だけでは賄いきれないところがあるらしい。

食虫植物の虫の捕らえ方には大別して5種類あり、それを愛好会員持参の一品とともに見る。まずはハエトリソウに代表される挟みこみ式。その名の通り、葉二枚で虫を捕らえる。感覚毛に2度触れることで葉が閉じる、という機構らしい。虫が入らない状態で閉じると翌日くらいに開くが、捕食中はゆっくり消化するので一週間くらい開かないようだ。実際に捕食する様子も見る。なかなか見られるものではないうえ、その様子が鮮やかで感嘆の声があがった。続いては落とし穴式。ウツボカズラやサラセニアが代表的。葉が細長い袋状で、入り口が滑りやすかったり、蜜を出していたりで、最終的に中に落とす仕組み。食事の様子も見るが、袋に入れるだけなのであまり盛り上がらなかった。

3つ目はレギアやドロソフィルムのような粘りつけ式。葉から粘液を発し、虫を捕まえる。動けない間にゆっくりと葉が巻きつき消化する。吸いこみ式は微小でその様子が把握しづらいが、土中や水中の葉が線虫や微生物などを吸い込むというもの。ミミカキグサ、タヌキモなどが代表。最後は誘いこみ式。ゲンリセアが代表的で、吸いこみ式のように土中に捕虫機構を持っている。根のように見える管に線虫などが迷い込み、そのまま消化されるという仕組みだ。そのようなことがその都度紹介されたが、途中からは田辺の独壇場といった趣で、ほんこんには突っ込まれっぱなしだった。

ここまでは、実物を見ながらという形だったが、続いては食虫植物の本場であるボルネオにおけるレアな植物の写真を見る。出てきたのはシビンウツボ、ネペンテス・ラミスピナ、ネペンテス・ビカルカラタ、ネペンテス・ボゲリー。あとは浜田山集会では恒例らしいアトラクションを挙行。サラセニアを株分けして植え替えたり、海外自生地ツアーのビデオ(DVD)を見たりした。サラセニアの植え替えにはタモリや江川も参加。

最後は余剰苗の頒布会だったが、食いつきのわりにタモリも江川も一鉢ずつ選んだだけだった。


食虫植物を視界に捉えつつメンバーを映すといういつになく凝ったカメラワークはあったにせよ、扱っているテーマがテーマなので好き嫌いはありそう。自分もそんなに嫌いではないつもりだったが、食うシーンを見せられると「うわあ・・・」と思ってしまった。それでも、夕食を食いながら見られたことは見られたので、吐くほどグロテスクというレベルではないとは思っている。ツアービデオで「空港とか映ってるんじゃないのー?」「まさかそんなシーンはないだろう」→空港からスタート、というお約束パターンがけっこうよかった。ほんこんにたびたび突っ込まれるくらいよく喋っていた田辺だが、喋りはやたら達者で、彼いればこそ企画がうまく流れたように思う。それにしても最近は少ない出演者を使いまわしている印象が強いな…。

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
ヌジャベスオーディナリー・ジョー手ぬぐい
レッド・ツェッペリンアイム・ゴナ・クロール手ぬぐい
チャビー・チェッカーレッツ・ツイスト・アゲイン耳かき

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