07年3月16日 チター師アントン・カラス生誕101周年記念 「第三の男」をマスターしよう!!(ごほうび付き)
ゲスト:伊集院光(進行)、劇団ひとり、榎隆彰(指導)、野村義男
あるものと音楽とが後付けで強いつながりを持ってしまうことはよくあることで、「オリーブの首飾り」と手品然り、「ショート・ショーツ」とタモリ倶楽部然り、「マイ・フェイバリット・シングス」と「そうだ、京都行こう。」然り、「第三の男」とヱビスビール然り。そんな歪んだイメージが後世に伝えられるのは良くない、ということで、今回はこの中から「第三の男」をオリジナル楽器であるチターで演奏する。要はチター演奏挑戦企画。

まずは、榎の模範演奏で「第三の男」を聴く。とくに番組では触れられていなかったが、けっこう音を外しており、相当難しそう。他にもチターの名曲を何曲か聴くが、いずれもギャラリーの反応は薄く、保留音っぽいとか胃薬のCMみたいとかけっこうな言われようだった。

ともあれチターに触れてみることに。一つだけ子供用チターがあるが、すったもんだの末に野村が使うことになった。さて、音を出すにはチターリングを右親指にはめて弦を弾く。左手で音階調節。弾いた指は次の弦で止めるというのがポイント。また、しっかり押さえなければならないため、左手の指はほぼ垂直方向からしっかり押さえる。弦は五弦。ギタリストの野村は弦の数が違うとはいえさすがに基本の音階はすぐできたが、ほかはけっこう怪しい。

だのに進行上あっという間に「第三の男」本編へ。最初の二小節で伊集院があっさりリタイア。タモリも珍しく全然弾けておらず、泣き言連発。シタールを弾くときのように、弦の跡が指にできていた。しまいには野村とひとりがそこそこ順調なのを見てリタイアする始末。野村ですらギターに比べると相当難しいようで、真剣な面持ち。ギターは親指を使わないのだが、チターは使うというところに難しさを感じている様子。それでもメンバーの中では一番出来が良いのだけど。

最後は練習の成果を披露する演奏会。リタイアの2人は演奏せず、野村とひとりが演奏するわけだが、ごほうびとなる予定だったビールをなぜかタモリと伊集院が飲むという編成に。演奏は苦しみながらもなんとかそれっぽくなっていた。それだけに、ひとりは自分がビールを呑めないのに納得がいかない風。


楽器はそこそこ知っているつもりだったがチターは初めて知った。榎の演奏が必ずしも安定していたわけではなかったように、相当難しそう。そりゃリタイアする人も出てくるわ。ヨッちゃんが久々に出ているのがポイント高し。あるいは初めからみんな苦戦すると見越してギタリストを呼んだのかもしれないが、ヨッちゃんはいるだけで場が和む感じでいいと思う。ただ、企画そのものは脱落者が出たせいかちょっと締まらないものになってしまった。あとはふかわりょうも呼んでもいいと思うんだが。ロケットマンも新譜出すし。一時期は音楽ネタといえばふかわ+ひとり、というイメージだったので、ひとりだけ(しかも音楽に関してはさっぱり)というのはちょっと寂しい。

空耳アワーの結果

安斎の親戚中で大正琴が流行り、「第三の男」を弾いていたらしい。

ミュージシャン 曲名 賞品
ザ・ビートルズアイル・ゲット・ユー手ぬぐい
フランス・ギャルはじめてのヴァカンス手ぬぐい
タワー・オブ・パワードント・チェンジ・ホース手ぬぐい

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