07年2月23日 なぎら健壱の漬け物祭 ぬかの中身は何じゃろな?
ゲスト:石田靖、羽場裕一、なぎら健壱、乾貴美子(進行)、瀬尾幸子
本日は恒例の呑み企画。いろいろなものをつまみにしてきた当番組だが、今回ネタにするのはなぎらの持ち込み企画、ぬか漬け。といってもありきたりの食材ではなく、むしろ定番以外の食材を漬け込んで食べてみよう、というもの。食べるのは瀬尾以外のゲスト連が選んだ食材を一晩漬け込んだもの。「試行錯誤の末にいいものが残っているはず、試す必要はどこに?」というタモリは見るからに乗り気じゃないが、なぎらによればサプライズ感、お得感、キャスティングの妙、カタルシスというセールスポイントがあるらしく、強引に開幕。

次々にぬか床から出てくる漬け物を試食して、最終的には旨い順にランキング付けするというのが本来の企画だが、前段として漬け物としてアリかナシかの判定も多数決で行う。最初に出てきたのはなぎらのバナナ。あまり漬かっていないようだが、ある程度は許容されるようで、アリ。次は羽場の干し椎茸。ぬかを舐めているようだと大不評だが、羽場はアリと主張、過去の企画で味音痴がバレつつあるなぎらもアリで意外にも僅差のナシに。乾の銀杏はパサパサの腐っている感じとのことで、満場一致でナシ。

石田はおでんの具の相性がいいはず、という考えでゆで卵を投入。さっぱりした豆腐よう、という言もあるくらいしっかり味がついていて好評。満場一致でアリ。続いて羽場のうどん。強烈なすっぱさ、粕汁の粕を食べているような感じのようでナシ。石田がおでんシリーズでもう一つ、ゆでだこを提案。タモリは納得しないようだが、他はアリ。とくに石田と羽場は即答だった。乾の餅は漬けたものを焼いてみたが、これはけっこう好評。アリ。次はタラバガニ、羽場のリクエストだが、完全に蟹の風味が勝っているようでナシ。

持ち込んだなぎらも失敗を予感し始めながらも、なおさまざまな食材が出てくる。食べる前からみんな嫌そうな苺は乾の提案。食べるとやっぱりナシだった。胡瓜のぬか漬けで箸休めしつつ、さらに次へ。石田の海ぶどうは不味くなっていた。ナシ。乾のコーンフレークはフニャフニャで本人もビックリ。薄いせいかぬかの味のみでナシ。今度は石田のゴーヤー。瓜だけに期待できそうだったが、思わぬ落差にみんな愕然。ワーストワンかも、という勢いでナシ。悪いものはとことん悪い乾のチョイスだが、チーズに関してはなかなかでアリに。最後のピーナッツはなぎらのものだが反応鈍く、ナシ。最後まで盛り上がりに欠ける流れに対し主催のなぎらの取った行動は、なんと「粕漬けっつったろ!」とのテーマのすり替えだった。

ランキングボードは10品目分用意していたのに結局アリなのは5品だけ。その中でゆで卵が断トツ1位、他はドングリでどうでもいいという結果になった。結局、瀬尾も途中で言っていたように、一般的なものを漬けるのがいちばんということか。


いやー、俺は乾ちゃんが好きすぎる、という回。相変わらず歯に衣着せぬ言い方が素晴らしい。全員自分より年上なのに「人間の大きさが出ますね」とか「最後の最後にまた小粒な」とかぽんぽん出てくるのがいい。後で怒られているのでは、と不安になるくらいだが、やはり当分番組女性MCNo.1の座は揺るがないかと思えた。一方で、瀬尾が「酒とつまみ」の伝書鳩みたいな役割しか果たしておらず、もう少し出番があってもいいように思った。羽場はこんな番組に出てていいのかと思うくらい不釣合いに思ったが、独特の味覚を持っているようであるのと、瞬間のリアクションに長けているのとで、意外と合っていた気がした。そもそも、マズいものだらけでテンション下がり気味であったとはいえ、着眼点自体はよかったと思うし、何が出てくるかというわからなさもよかった。もう少し漬けるものがまともだったら…。

空耳アワーの結果

安斎、ホヤのお菓子を持参。

ミュージシャン 曲名 賞品
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド僕は待ち人手ぬぐい
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ21stセンチュリー手ぬぐい
ルイ・アームストロングチム・チム・チェリー耳かき

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