06年10月20日 立ち飲みながら立ち飲みを語る 立ち飲みシンポジウム
ゲスト:なぎら健壱、井筒和幸、堀部圭亮(進行)、吉田類、「酒とつまみ」編集部員
登場時点からほろ酔い加減のなぎらと井筒。連れ立ってやってきたのは立ち飲み屋。立ち飲み屋といえば安く飲み食いできる都会のオアシスだが、今回はこの立ち飲み屋について一家言を持つ吉田を迎え、みんなで語りながら飲み食いする。

呑みといえばビールで乾杯というのがありがちだが、そこはこの面子、一筋縄ではいかず、生はタモリのみで、井筒は55ホッピー、なぎらはガラナサワー、吉田はチューハイ、堀部はマッコリを注文。つまみとしてはカシラ、ピートロ、ポテトサラダ、ハラミのスタミナ焼、モツ煮込み、レバカツが注文された。井筒はポテトサラダが旨ければその店は大丈夫と主張するが、吉田によればそれは煮込みで確認すべきなのだとか。

ところで今回の面子、同じ立ち飲み屋でばったり会ったこともあるというなぎらと井筒はともかく、タモリも実はけっこう立ち飲み屋に行くらしい。吉田と会ったこともあるとか。ただ、仕事上絡まれることもあるようで、若干行きづらいようだ。立ち飲み用語も学んでみる。「角打ち」とは酒屋の店内で酒を飲むこと、「ダーク」とはカウンターに半身で立って飲むこと(ダークダックスの立ち姿に由来)。

話題は立ち飲み屋でのマナーへ。基本的には一人で訪れ、大声での会話は避けたいところ。一方で、見知らぬ他人との会話を楽しむ場でもあるようだ。それでも自慢話をしたり粋がったりするのはやめたいところ。また、カウンターの奥は常連や古参客の指定席なので行かないほうが無難らしい。滞在時間としてはそう長いものではなく、一杯に5〜10分かけて、三杯飲んだら出て行くのが粋とのことだ。そうすると予算も1,000〜2,000円程度に収まるようで。

ここですっかりおなじみ「酒とつまみ」の一同も参加。「酒とつまみ」の一同が呼ばれたのは近号で立ち飲みを特集したこと、「全編余談みたいな」本を出版したことが関係している模様。軽く呑むつもりが3時間ということがザラで、最長7時間ということもあるという面々を加え、さらに酒は進んでゆく。長く飲んでも悪酔いしないのが立ち飲みのいいところ、と言いつつも、つま先立ちで呑むだの瓶をダンベル代わりにするだの、普段ありえない方法で呑み始めてだいぶ酔いは回ってきているようだ。

勘定は8人飲んで15,000円と驚異的な安さ(うち3人は後から来てるけど)。この安さこそが立ち飲みの魅力なのだ。


立ち飲み屋に行っても普通の飲み屋と同じ感覚で行ってしまう自分にはよくわからない回。酒企画、といえばなぎらと井筒なわけだが、まあいつものとおりの展開になるわけで…。何度か書いているように、酔ってクダを巻くのは好きではないので途中からあまり気分よく見られず。せめてもう少し人の話を聞けばなあ…。せっかく吉田が引き出しを多く持ってそうだったのに、いまいち引き出せなかったような印象が残る。吉田にしてみれば井筒のような客を相手にすることも多そうだけど、彼は彼で見た感じけっこう気が強そうだし、幾度となく発言がかぶってたし、成功とも言えないように思った。長い時間ではなかったけど、酒とつまみメンバーが来てからは立ち飲み論よりそのダメっぷりが話題の中心になってヘラヘラやれたのでそのあたりはよかった。まあいちばん災難だったのは堀部だけど!

空耳アワーの結果

敷島がRSRでちゃんこ屋(その名もジャズチャンコ・ラインハルト笑)を出店したらしいが去年も今年も赤字なんだとか。安斎がそのスポーツタオル?を持参、賞品になった。

ミュージシャン 曲名 賞品
クイーンブレイク・スルー手ぬぐい
ストーン・サワーリボーン手ぬぐい
エリス・レジーナア・ヴォルタタオル

戻る