06年9月22日 台本が間に合わなかったので自分で製本しよう!!
ゲスト:伊集院光(進行)、山下樹範、やくみつる、渡邊博之(指導)
タモリ倶楽部にも台本があることは番組でも何度か触れられているが、今回はその台本ができていないのだという。正しくは、印刷はされているけれど製本されていない状態。これを受け、今回は台本を自分で製本しようということになった。台本が間に合わなかった内容が既に未製本台本に書かれているし、台本が完成すれば企画終了というパラドックス企画だけど…。

製本にはいろいろと種類があるが、その中でも初心者でも比較的やりやすいハードカバーの角背本をつくることに。まずは折り。紙の両面に16ページ印刷されており、正しく折るとページ順になるため、そのように折る。折り返しべらを使ってぴしっと折るのだが、紙の端に合わせるのではなく、トンボ(断裁の目印)に合わせて折るのがポイント。タモリと山崎はうまくできたがやくは失敗した。と、ここで普段は機械で折っていることが判明。古い機械ながら折るスピードは相当速く、一同びっくり。折るだけでなく、糊がしみこみやすいように背の部分にミシン目まで入っていた。

折りが終わったら見返し紙を先頭ページと最終ページに張り込み、丁合を済ませた本文を挟み込む。丁合とは折った本文を部単位でまとめることをいう。学校でよくやる形式だけにみんな懐かしがっていた。業界に関するクイズ(「ヤレが出た」「ケツをなめる」の意味、職人の熟練度の見分けかた)を挟み、背の部分をボンドで接着する綴じ作業へ。万力でしっかり固定し、刷毛を使って接着剤を塗り30分ほど置くのだが、機械ではものの数秒で終わるとのことで結局機械でやることになった。ぐるぐる回る機械に入れ込む作業はなかなか難しく失敗もあったが、なんとか終了。

仮付けされた紙を剥がして断裁に入る。背以外の三方はすべて切る。ここで先ほどのトンボが意味を持ってくるのだ。機械の武骨さからは想像できない刃の切れ味に少々びびりながら終了。若い山崎にはバラエティーだから空気読めみたいな振りがあったが、やらかしたらただの事故だけに何事もなく終了。続いて背固め。スピン、装飾用の花布、メッシュ上の寒冷紗、厚めの地券紙を貼り付ける。乾かしている間に表紙作り。表紙にニカワを塗ってボール紙に貼り付け、外側を折り返し、ローラーでプレスする。折り返しに失敗したタモリはかなり口惜しそうだった。

最後は表紙と本文を合体させる。機械にかけてあっさり完成。早速できあがった台本を棒読みしながら企画を進めるも、できた時点で企画終了なだけに、あっという間に終わってしまった。


企画は最近よくある町工場訪問ものというか、そういった内容。最近はこういう、興味をひくという意味での面白さはあるけれど、くだらないとか何も考えず笑えるとかそういうものは少なくなってきておりちょっと寂しい。今回も淡々と進んでいってそのまま終わってしまった感じ。前も書いたように山下がだいぶなじんできてそこそこ動けるようになったのはいいと思うが、一方でやくがここしばらく目立たなくなってる。今回もほとんど発言してないんじゃないか。頭数だけの文化人タレントではないと思うのだけど、守備範囲が偏ってるってことかしら。

空耳アワーの結果

安斎、昔つくったバービーボーイズのツアーパンフを講義で紹介したら「最低」と言われたらしい。

ミュージシャン 曲名 賞品
フアネス僕が愛する人手ぬぐい
ピンク・フロイドアス・アンド・ゼム手ぬぐい
ブラインド・ガーディアンミラー・ミラー手ぬぐい

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