06年5月5日 食糧10倍化計画 何でもポンして食べ物を増やそう
ゲスト:伊集院光(進行)、なぎら健壱、五月女ケイ子、吉村文明(指導)、吉村和子、吉村典子
昔なつかしのお菓子、ポン菓子。米を加熱して高圧下に置き、急に圧力を下げることで細胞を膨らますという原理で製造されるお菓子だ。これにより米の体積は10倍にも膨れ上がるという。このポン菓子、専用の機械でつくられるのだが、米以外にもいろんなものが膨らむだろうという発想が出てくるのも道理。そこで今回はさまざまな食材をポン菓子機に投入。どれがいちばん膨らむかを競う。

食材がポン菓子機で巨大化するためには、主成分がでんぷんであること(特に重要)、糖分・塩分が少ないこと、水分がある程度含まれていることが必要であるらしい。これらを踏まえて各人が膨らませたい食材を選んでいくのだが、トップバッターの五月女が選んだのはなぜかインスタントラーメン(袋タイプ)。ポン菓子機を開けるとき、通常は大きな音とともに大量のポン菓子が飛び出してくるのだが、今回は音だけ。ラーメンは真っ黒焦げになって機械の中に残っていた。膨らむどころか縮んで、巨大化率は0.95倍。続いてなぎらが餅で挑戦。こちらは大成功で、おかきのような餅が大量に出てきた。塩や砂糖で味付けして味わう。大きさは5倍になった。タモリは大豆を選択したが、豆はあまり膨らまないとのこと。1.3倍にとどまった。

食材選びはもう一周。五月女、再度麺類を選ぼうということで乾うどんを選択。釜に入る大きさに折って入れる。並行してなぎらが次の食材を、とピスタチオの皮を剥くが、大豆が膨らんでいないこともあって、吉村は「無駄な努力をしているような…」と気のない返事。しかしなぎらは「あまりにも大きくなるから意地悪をしてるわけでしょ?」とあくまで強気だ。さてうどんは4.5倍に大きく膨らみ、かた焼きそばのような仕上がりになった。バター醤油で味付けしたものも大好評で、「なんで商品化しないんだろう」とまで言われた。続いてタモリはあえて動物性のするめに挑戦。なぎらのピスタチオも一緒に入れる。するめはイカ臭くなっただけで、0.85倍に縮んだ。ピスタチオもやはり大きくはならず、1.1倍になるにとどまった。マズくなるというおまけつき。さらになぎらはペンネも選択。ペンネは2倍くらいに膨らみ、焦げたような焦げていないような、不思議な形になった。固いながらも旨いようだ。

最終結果としては、なぎらの選んだもちが5倍で優勝。賞品として、今回食材を提供してもらったテレ朝食堂のプリペイドカード1,000円分が贈られた。最後にポン煎餅機でポン煎餅を作る。原理はポン菓子と一緒で、米をセットして煎餅形に膨らますというもの。これに適当な食材を加えてあそんだ。


「うわぁ、くぅだらない(笑)!」と思わせるユルい好企画。こういうの好き。最後にナレーションで「六本木ヒルズにポン煎餅機の…」なんて言ってたが、まさかポン菓子だから六本木ヒルズじゃないよね? 食堂が必要だっただけよね?と変な妄想をさせるもっさりとした幕引きだったけど。ポン菓子は縁がなかった(いや、記憶が間違ってなければ食ったことはあるのだけど)のでその分イレコミ度は減るが、大きな音とともに予想以上に膨らんだ食材が飛び出すと素直に驚けるし、視覚効果も大きいし、いいと思う。結局、大きくなる食材は旨くなるという理解でいいんだろうか。うどん食いたい。伊集院がタモリに対して言った「こういうとき必ずベテランを気取りたがる」というのが見事にタモリを言い表しており快哉。もちろんこういうことは思ってはいたけれど、実に表現がうまい。さすが。その伊集院、終始額にこぶのようなものがあったのだけれど何かあったのかしら。

空耳アワーの結果

安斎、なまはげを見たらしい。

ミュージシャン 曲名 賞品
パンジャビMCジンディ・マヒ手ぬぐい
ジンギスカン栄光のローマ手ぬぐい
ニュー・オーダーコンフューズド・インストゥルメンタル手ぬぐい

戻る