06年3月17日 靴べら保護委員会プレゼンツ 靴べらエイド2006
ゲスト:井筒和幸、竹山隆範、石井正則(進行)、江口ともみ(進行)、静邦彦(解説)
井筒と竹山が居酒屋で呑み終わり、2軒目に行くか、というシチュエーション。いざ靴を履こうという段になり、靴べらがないことに気付くが、つま先をトントンやって履こうとしたところ形相を変えて現れたのが石井と江口だ。なんでも、絶滅危惧種なんだと。そこで今回は、この文明の利器・靴べらの地位向上のため、靴べらを過小評価している現代社会に警鐘を打ち鳴らす。

まずはスタッフや出演者の靴べらを拝見。靴べらがないことで「スターの資格がない」と司会者陣から非難される竹山だが、そこは自分の位置を自覚しているのか、「スターじゃないですから」とあっさりしたもの。台本上はあくまで靴べらが必要だという論を展開させたいようだが、タモリのノリもあまりよくなかった。続いて靴べらにまつわるニュースを何本か。話題は「靴べら販売数 横ばい続く」「専門家不在」。前者では靴べら販売数が右肩上がりになるのはおかしい、後者では専門家がいないなら企画は没では、という至極もっともな意見が飛び出していた。

正しい靴べらの使い方講座も学ぶ。先に靴べらを靴にあて(底にはつけない)、足を押し込むのでなく靴べらを垂直に抜くような形で入れるのがよいのだという。これをもとに、さまざまな国のさまざまな靴べらを使ってみる。出てきた靴べらはイタリア製のラクシャリーS、ベトナム製のラデン細工靴べら、日本製のD-15メタルシューホーン、日本製のアクアリウム靴べら、日本製の脱履両用ロング靴べら、イギリス製シューホーン、日本製靴べらいら〜ず、日本製本べっ甲。料亭帰りに靴べらを使うというコントを交えつつ試してみる。主役が竹山になった途端、タモリが全力で食いにかかる場面もあった。また、靴べらいら〜ずは妙に好評、本べっ甲は「壊れやすい」「非常に高価」と吹き込まれた挙句竹山が使うハメになっていた。

静の珍しい靴べらコレクションも見て、「どれでも使っていい」と言われる3人だが、もともとあまり興味がないだけに、司会者の思惑とは裏腹にやんわり断る始末。最後は自分のベストを選ぶ、というはずだったのだが、コントで疲れたようで一向に盛り上がる気配がないまま終わってしまった。


これはひどい笑。靴べらというテーマじゃいかにも地味だ。竹山がやたら謙虚なキャラになっているのが新鮮だったり、江口が以前に比べやたらかわいくなってたりはするが、全体的にやる気をまるで感じない(一応あるんだろうけど)グダグダっぷり。司会者側も無理と薄々感じながら盛り上げようとしている感じだから、なんだか痛々しくて。裏を返せば、ここまでやる気がなさそうなのもなかなかないということで、そういう意味では貴重な回かもしれない。

空耳アワーの結果

スタッフの笑い声になぜか女性が多かった。

ミュージシャン 曲名 賞品
スター・シップシスコはロックシティ手ぬぐい
ザ・フーユー・ベター・ユー・ベット手ぬぐい
ショーン・ポールファイア・リンクス・イントロTシャツ

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