05年12月16日 | モノ作りの時代シリーズ@ 半田付け講座 | ||||||||||||
ゲスト:板尾創路(進行)、次長課長、松澤一之、野瀬昌治(指導)、野瀬一美 | |||||||||||||
このたび吉本興業が工業セクションを立ち上げることになり(笑)、板尾が部長になったという。で、河本が次長で井上が課長。今回は先端技術を学ぶということで、入手したDVD「半田付け講座」を見ながら半田付けをする。ということで当然一同作業着だが、雰囲気が服役中の作業のようだ。 とりあえずDVDをしばらく流してみると、いきなり「威風堂々」が流れる壮大なOP。テロップが変な位置に出てきたり、マイクがこもっていたりとよくわからない出来だ。と、ここでDVDを作った当の本人、野瀬が登場。次長課長との名刺交換ののち、作成の経緯へ。何でも、半田付けを教えるにあたっては文章では伝えにくい、映像のほうがわかりやすい、ということで作ったらしい。また、ありとあらゆる作業を手ずからしたのだという。なお、いままでの販売実績は120枚(\15,000)。さらに英語バージョンも制作しており、これには奥さんがナレーションで参加。5枚くらい出たらしい。 半田の付け方はDVDに難があるとかで、結局野瀬から直接教えてもらう。導線を端子に巻きつけるカラゲ処理を行い、コテをあてる。熱くなったら半田を供給する。流れる様子を見てコテを離す。コテ先を常に綺麗にするのがポイント。野瀬が言うには半田付けしたところを触ってやけどに注意とのことだが、そんな人がいるのかと一同半信半疑。さて実際につけてみる。しかし、タモリと松澤が電源を入れないままコテをあてるという初歩的ミスを犯してしまう。さらに松澤は半田付けをしたところに触るということもやらかした。仕上がりは工業高校出身の河本が上手く松澤が下手、ほか3人は似たり寄ったり。半田付けはもちろん、カラゲが重要なんだと。 上手くなるにはシャドー半田をしてみたら、ということでDVDにも収録されているシャドー半田をやってみるが、番号の唱和が囚人ぽいということであっさり次へ。次のステップは電子パーツの半田付けだ。コンデンサなどを適当につけてゆく。半田が富士山型になってつけば大丈夫だが、ここでも松澤の出来は芳しくない。思い切りが良くないのだとか。それでも松澤は子どものためにラジオを作りたいということで、これをみんなで作ることに。学んだことの実践だ。 ラジオ作りはみんなが交代でパーツをひとつずつ付けてゆく。簡単なところは松澤が、次いで井上、河本、板尾、タモリと来て、最後は野瀬が凄腕を披露。と思いきや、パーツを差すべき場所がわからないというハプニング。そんなこんなで30分、ラジオが完成。音も聞こえたが、中国のラジオを受信したようで(中国語講座じゃなかろうかと想像)。 最後は技術指導のお礼として、DVDのエンドロールを作ってプレゼントしようということに。まあ、スタッフはほとんど野瀬なのだけど。完成したエンドロールが流れて終了。 05年最後の放送がこれとはまた地味な。埼京線ダービーで全てを出し尽くして、あとはまるで出涸らしだ。といっても、今回はDVD素材の面白さと服役中という突発的に出てきた設定が全体を支配した面白さ、素人・野瀬のキャラクターがあってそこそこ楽しめた。相変わらず強力な素人をひっぱってくるのが上手い番組だ。工作企画ではおなじみになった松澤はここでも不器用さを遺憾なく発揮。何をやっても下手くその代表みたいな扱いになってしまい少々不憫であるが、それだからこそ番組に呼んでもらえてるというのもありそう。そう考えると、彼が入ることでいいバランスになっているのかな、と。板尾と次長課長はさすがの安定した仕事ぶり。とくに次長課長の溶け込み方は見事。初登場でこれだと先々が楽しみだが、忙しすぎてもう出てこないかも(笑)。 空耳アワーの結果 本人の告知はなくテロップのみだったが、また個展がある模様。東京ドームシティで12月29日〜1月9日。
|