05年10月21日 | パンツから世界が見える 深夜「勝負パンツ」特急 | ||||||||||||
ゲスト:浅草キッド(博士が進行)、金子ゆうや、YOU | |||||||||||||
タモリの元付き人、怖がりのリアクション王でおなじみの金子。「深夜特急」に刺激され突然海外に飛び出し、滞在地から空耳を送ってきたことなんかもあったが、このたび4年(!)ぶりに帰ってきた。その彼、世界各国で勝負パンツ(実際にどうかは知らないが、一応それっぽいもの)を買い集めていたという。そこで今回は、各国の勝負パンツを見るとともに、金子の旅のエピソードもちょっと聞く。 深夜特急の足跡を追って香港からスタートした金子。「深夜特急」の終点・イギリスまで行くつもりだったが、トルコ以北は物価が急上昇するためやむなく南下し、最終的にはエジプトを終点にしたとのこと。一人旅に出る度胸がありながらも基本的に怖がりは直っておらず、お茶も睡眠薬が入っていないかと疑うなど、常に脅えながら旅をしていて「なんで旅してんの」とYOUに言われてしまった。 スタート直後はまだ勝負パンツではなく切手を集めていたとのことで、勝負パンツの旅はインドから。南インドのマドライが最初。記念すべき第一弾はおばちゃんのおすすめ、透けピンクの花柄(約100円)。続いてコルカタ(いわゆるカルカッタ)の、下がりがついたまるで実用性のなさそうなオレンジの上下(約500円)、さらにデリーの鳥をあしらった純白(約150円)と流れる。バングラデシュのダッカでは、スマイルマークの入った金のサテンっぽいもの(約20円)を購入。 次にパキスタンへ。ペシャーワルでややワインがかった赤の上下(約30円)を入手。イランのシーラーズではXXXXXLというなんだかよくわからないサイズ(でも一番小さい)の、デルタ部にハートを縫いこんだ赤(約100円)。テヘランではカーニバル風の青を基調とした網パンツ(約500円)。これぞ勝負という感じに自然とわきあがる拍手。トルコのトラブゾンではビデオみたいな赤ビニール地の穴開き(約1,200円)、黒のファスナーつき(約1,200円)が登場。かなり実用的な感じ。イスタンブールには一見普通の赤でありながら後ろは紐、当て布っぽいハートの中には電子メロディが埋め込まれているというもの(約1,800円)があった。 中東へ移り、シリアのダマスカス。なぜか鳥のミニチュア(しかも流行歌が流れる)がくっついた赤(約400円)、蝶を大胆にあしらい、かつ股間が開く黒(約400円)を購入。レバノンのベイルートではフランス製の最高級の赤い透けるもの(約5,000円)。クレジットで買ったらしい。ヨルダンのアンマンでは北京五輪の意匠を縫製した紫(約300円)、イスラエル・エルサレムでは刺激的なデザインの赤(約800円)。最後のエジプト・カイロでは後ろがクレオパトラっぽい意匠の紺(約300円)を購入した。 見た中からグランプリを決めるということでYOUが選定。ダマスカスの鳥付きが選ばれた。 なお、番組中で披露されたエピソードはざっと次の通り。 ・性欲処理は週一くらいで個室をとって ・バングラデシュでは太っている女性を連れて歩くのがステータス ・バングラデシュではジュースを飲んでいるだけで78人もの人に囲まれた ・ペシャーワルで中古のパンツが10円くらいで積み上げられていた ・イラン(ポルノ等の持込は鞭打ち刑)の検問で乳首がピンクになるクリームがひっかかるかと思いきや、「すごくいいぞ」と教えられる ・イスラム圏は男性が女性の下着を買いに行く ・イランのバスはものすごく飛ばす ・トルコはヨーロッパ文化がだいぶ流入しており、着る物もおしゃれ ・イスラエルは検問が厳しいのでパンツはアンマンの宿に置いておいた ・ピラミッドは警備が多い パンツから文化が透けて見えるとか、そういうところまではいかないにしても、各国それなりにスゴいものがあって、なかなかよかった。それを抜きにしても、単純な海外見聞録としてもそれなりに面白い。景色が雄大で、それだけでみんな感心してるし。金子は昔と変わらぬ不安げな表情だが、脇を固めるのがキッドにYOUという超安定勢力なので、進行は問題なし。女性ゲストはもっと若くてもいいように思うけど、あまり若いとこの面子に入れたときに餌食になるしな。きょうの下着を平気で喋るYOUでいいと思う。キッドもなんだか生き生きして、コンビで同じことをいったり玉袋が女性の名前で下着を買った経験をうっかりカミングアウトしたり、いい雰囲気だった。 安斎、「サヨナラCOLOR」に出演したらしい。いつもより時間が短いのでてきぱきした進行。 空耳アワーの結果
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