05年4月29日 驚異の最新技術でデジタモリを作ろう!!
ゲスト:浅草キッド、平賀督基(技術)、伊藤はくぶん(技術)、AD神山
「最先端」「ハイテク」などなどの類の言葉に最も遠いところにいるように思えるこの番組だが、そのような技術の恩恵に与るチャンスがやってきた。なんでも、実用段階ではないので番組で試してみよう、その代わり無料で使えるということらしい。要は人柱だが、「失敗したら井筒監督を呼んでIMAGICA(今回ロケ地)で呑む」と言っているし、それなりに期待もあるのだろう。

平賀から技術の概要を聞いても専門用語連発でちんぷんかんぷんの一同。何はともあれ簡単な技術で試してみることに。やってみるのは「人類の進化を撮る」と題して、教科書に載るような人間への進化の過程を一枚の写真にまとめること。玉袋をモデルにする。「動かないで」と言われてボケを禁止されたようで辛そうな玉袋だが、ともかく何枚かデジタルカメラで撮って合成。一見何てことない感じもするが、従来ブルーバックでの撮影が必要だったのに対して背景が何でもいいというところが進んだ技術らしい。

続いて動いている対象を撮った写真から動画をつくる技術を見る。いちおうメニューとして「究極の肉体改造!? ジュニアが5倍に!!」「パツキン女優と夢の合体!!」「完全復活! フサフサ大作戦!!」といったお題もあるが、予定調和というか何と言うかそのへんは取り上げられず、「あの子を丸裸!? 毛穴まで見えちゃうの!?」から。「あの子」はAD神山なのが萎える。技術は回転台に乗った神山を10°ずつまわして18枚撮り、それをつなぎ補完して動画にするもの。なかなかスムーズで、好きな角度で見ることや拡大も可能。映画「マトリックス」と原理は同じらしいが、あっちはローテクなんだとか。

併せて「寝起きドッキリDE大成功!」もやってみる。うたた寝〜起きるという一連の動作をコマ撮りして動画に。何がすごいのかはよくわからないが、今までCGでしかできなかったようなことが実写でできていること、音と動画がリンクできるのがすごいとのこと。

続いて「あなたもジャッキー・チェンになれます!」でアクションシーンの撮影。神山のときは対象を回して撮ったが、今度は撮影する側が回ってコマ撮りし、ワイヤーアクションのような動画に合成する。苦労しつつもいいところまでいったが、連写可能なカメラがあるということで撮り直し。さらに「ちょいモテオヤジに大変身!?」も。博士と玉袋の顔を合成したり、さらにガダルカナル・タカやほんこんの顔も混ぜたりして別人の顔をつくる。今までは手作業だった合成時の修正が、目鼻の位置などの指定程度で簡単にできるのがすごいらしい。

最後はアクションシーンの出来栄えを見て終了。一応全体的には「大成功」らしい。今回は無料だったが、次回からは投資を前提にとのこと、そうするともうこの番組で使われることはないだろう。最後の最後に2枚の写真のみを使って3Dの映像にしたタモリを流して終了。


最後のほうにモーフィングという単語が出てきたが、結局この技術をいろんな場面で応用するってことなのかしらん。すごそうな感じはあるけれど、番組が番組なのでさしてすごそうに思えないのがなんというか。さして華もなく地味に、浅草キッドも活かしきれずに終わってしまった感がある。つうか「デジタモリ」って結局何だったのか。いちばん最後のアレだけ? 平賀と伊藤は玉袋が「いやーハイテンションだ」というほどローテンションだし、意思の統一がとれていないところがあるし、何やら味がある。何度か繰り返された「財布もってきて」ネタがちょっとよかった。

空耳アワーの結果

安斎が今までつくったTシャツを集めてTシャツ展をするらしい。5月11日〜29日、LAPNET SHIPにて。

ミュージシャン 曲名 賞品
オフスプリングプリティ・フライ手ぬぐい
ブロンディコール・ミー手ぬぐい
コーンボール・タング手ぬぐい

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