05年2月11日 | 和のエロでひとヌキ 緊縛エロポンの世界 | ||||||||||||
ゲスト:ガダルカナル・タカ(進行)、大槻ケンヂ、江川達也、高杉涼(解説) | |||||||||||||
いまやフィギュア業界は一大産業と化しているが、その中でもカプセルフィギュア、いわゆるガチャポンは手頃な値段も相俟って250億規模になっているらしい。ガチャポンと一口に言っても最近はジャンルの細分化が進み、大人向けのガチャポン、エロポンも出る時代のようだ。今回はそのエロポンを鑑賞して奥床しきエロの世界を堪能する。 浮世絵春画に着想を得て作られたというエロポン、サンプルとしてまず見るのは「腰巻手吊り上げ竹棒縛り乃図」。やはり発想元が元なのでモチーフは新しくても昭和初期までで、着物結い上げ乱れ髪の女性が後ろ手に縛られ吊り上げられている様子である。このほかの作品は自腹で買って見るべし、ということで一つ500円のエロポンを各自買って開けてゆくことに。また、それぞれにどれだけエロを感じるかをティッシュの枚数で評価する。 最初に出てきたのは「連縄髑髏墓場放置乃図」。髑髏を背負わされ一緒に縛られた女性が墓地で放置プレイを受けるもの。4ティッシュ。縛りについて各人一席ぶっているところへ次のシチュエーションが。「猿ぐつわ胡坐縛り乃図」は、そのまんまの状況。股間にはなぜか天狗面が被せられている。江川はこの図にヨガとの縁を感じたようだが果たして。4ティッシュ。次に出てきたのは意外にもおじさん。場が萎えかけるが、この人がなかなかの曲者。原田雨情なる絵師で、「雨情写画座図」として成立。既に出てきたフィギュアを添えると、春画を描きつつ視線の先には縛り図、というエロティックな情景が完成。これが評価され6ティッシュ。 このあたりからダブりが出始めるが、どんどんと次を取ってくる一同。今度は「活大蛸開脚吸盤責め乃図」で、M字開脚に縛ってたらいに放り込んだところへオプションの蛸を好きに置くというもの。全体数が揃ってきているので、回転台の真ん中に雨情、まわりに緊縛女性を置いて、と一大パノラマになってきた。6ティッシュ。ダブりが多くなってくると当然ネタに走ることもでき、雨情を並べて写生大会、とか洗面器を落としてドリフの再現、とか。 ここでまた雨情、と思ったら今度はシークレットの雨情。「雨情立ち姿割竹蝋燭責め乃図」はまさに雨情が竹と蝋燭で責めようとしている場面。髑髏放置乃図と併せて濃密な図を作り出したり、たらいと蛸だけにして急に板さんにしてみたり。5ティッシュ。「後手縛り恥辱放置乃図」は今までのモノがモノだったので、比較的オーソドックスに見える不思議。普通すぎて雨情を大量に置いてネタに走る始末。3ティッシュ。最後にえらいシチュエーションのものが登場。あろうことか陰部に蝋燭を突っ込む「開脚片海老反り吊し蝋燭責め乃図」は完全に吊り上げられたもの。7ティッシュ。これで一通り揃ったようで、ワンランク上の楽しみ方として塗装によるカスタマイズ例が紹介された。 ここではさらなる楽しみ方として、各人がオリジナルの設定でジオラマ風に自分だけのエロポン世界を構築する。大槻は「雨情仏罰プリン体責め乃図」と題して、尼僧を責めていた雨情が逆に仏罰に遭い、伊勢海老や蟹に責められる絵図を展開。江川は「雪景色極寒地獄乃図」として雪に埋もれゆく緊縛女性、それを描く雨情を配置。タモリは「庭先古井戸責め乃図」と、塀や苔石を配して閉じた淫靡な空間を創造。タカも作っており、「捕れたて海鮮空腹責め乃図」と題した海辺の図。ちょっとギャグっぽいが、なかなかに高評価を得た。高杉の評としてはまず江川、タカのものもなかなかであるようだ。 なんとこのエロポン、第2弾もあるようだ。「縄艶妖花」と銘打たれたリアル志向。(第3弾もあるようだ!) エロポンほしいほしいほしい。どこで売ってるんだか全然想像がつかない。「本・DVD」って看板があるところかしらん。それはともかく、なんかサブカル風になるとすぐ大槻ケンヂを起用してくるきらいはあるが、今回はエロが絡むだけに場のテンションもいい感じに上がって良いと思う。江川はさすが何にでも対応できるが、やはりエロでこその人材か。蝋燭の薀蓄やSMの極意が熱っぽく語られるあたりがバカバカしくて好き。雨情を大量に使ったネタも好き。「部分的に死んでるんだ」もヒット。買っては開け、買っては開けを繰り返すので卓上がどんどん散らかっていくのも大人買いの正しい姿という感じでいい。 空耳アワーの結果 安斎の知人(どうやら佐川秀文だ)は地方在住で、東京に出るたびカプセルホテルを使うのだが、あるとき女の子を口説いてそのカプセルに連れ込もうとしたことがあるらしい。
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