04年8月27日 このクソ暑い夏を忘れない 空見会〜夏の陣〜
ゲスト:木原実、乾貴美子(進行)、依田司、森田正光、石原良純
「あぁ、空見会」とタモリも半ば呆れ加減の言葉を口にしていたが、今回は空見会の続編。記録的猛暑を受けて緊急招集したようだ。今度は木原が幹事で、テレビ朝日のテラスに前回のメンバーが集結した。前回の反省から、依田は「(重鎮の森田や木原にも臆せずに)NOと言える天気予報士」を、木原は「協調性を持つ」、森田は「酒の量に気をつける」、石原は「正しい日本語を使う」を目標に、いざ。

乾杯は、森田が真夏日連続記録が途切れそうなこと(実際、収録日が真夏日連続最終日だった)を引き合いに出して音頭をとる。料理は本マグロのカマ焼きを目玉に、暑いと野菜が旨いということでトマト、だだ茶豆、胡瓜ぬか漬け、とうもろこしなどが出てきた。今回は天気に関係のあるなまえに限定しなかったようだ。最初は最近の天気予報は昔と比べて当たるか当たらないかという話題からそろそろとスタート。予報士一同はだいぶ当たるようになってる、という見解。ただタモリの反応は「天気に左右されない仕事してるからどうでもいい」と薄く、見ている天気予報も「NHK」と期待通りの発言で、予報士集団とは温度差がある感じだ。

今回の一応のテーマは猛暑を読み解く、といった風なので、依田が普段番組で使っているボードでキーワード解説をしてもらう。解説されたのはフェーン現象とヒートアイランド。ほとんどがフェーン現象に費やされたけれど。

フェーン現象は木原→森田のリレーで説明されたが、既に木原が酔っているせいか、大部分が森田の手柄になってた感じ。フェーン現象は北西からの風が山肌を伝って上り、また下る現象だが、それで暑くなるのは上昇時と下降時で湿度が異なるから。上昇時は水分を含んでおり温度低下が小さいが、上りきったところで雲となり水分が減り、下降時は温度上昇が大きい乾いた空気となるためだ。冬の空っ風もフェーン現象の一種だが、呼び方がボラとなるようだ。また、高気圧の沈降も暑さに一役買っている模様。さらにはこれに関連して、森田が番組で最高視聴率を獲ったときに使った、高気圧等を概略で示したボードも出てきた。

一方ヒートアイランド現象は、都市部の等温線が島のような形状になること。一種の文明現象? これに関係して石原が、汐留に日テレ新社屋を含めいろいろと建物ができたことで大手町の気象庁に影響が出ているのでは、との論を披露しているが、果たして。また、予報士の猛暑のしのぎ方も披露された。それによれば、森田は「しのがない」(真夏日、外でロケなのに長袖で来た)、木原は「水風呂に入る」、依田は「ベビーパウダーを塗る」、石原は「雲を見る」とのこと。

最後はすっかり暗くなり、タモリも呂律がまわらない状況だが、デザートということで西瓜と梨を。天気図の話も聞く予定だったようで準備はされていたが、「話が長くなりそうなのでカットした」とのこと。と、遠くに花火がきれいにはっきりと。日付からして東京湾大華火祭か?


もう、空なんて見てないよね。でも今回は面白かった。木原の酔いがいいほうに回ったことと、石原がさほど目立たなかったあたりが勝因になるんだろうか。あと妙に受け身の取りにくい発言が多い乾先生がさいこうです! 特にまるっきり心のこもっていない「まあーそんな涼しいんですか」が素晴しい。今回もさっぱり前に出られなかった依田だが、木原のアクションが大きくなったときにささっと一升瓶を取りに行ったところは隠れた好プレー。あと何気に「ズバっとつかさ」という変なうちわを持っているあたりも謎。なんだあれ。スーパーJチャンネルのコーナー名? さらに言うなら最後のシーンのタモリがまるで別人で目を疑った。酒のせいか異常にむくんでる。


空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
プリンスミュージコロジー手ぬぐい
メソッド・マンセイ・ワット手ぬぐい
ジンギスカンめざせモスクワ手ぬぐい

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