04年4月9日 | 民族音楽シリーズ第二弾! 反復の迷宮“ガムラン”に挑戦 | |||||||||
ゲスト:石塚義之(進行)、ふかわりょう、まこと、木村佳代(指導) | ||||||||||
ワールドミュージックで世界進出を目指しながらさんざ苦汁を嘗めた石塚とふかわが、懲りずにまたしてもユニットを結成。今度は「男子十二楽坊」…と思いきや「男子+(プラス)二楽坊」と名乗った。石塚とふかわが二楽坊、男子がまことであり、それにタモリも巻き込んで今回はガムランに挑戦する。 模範演奏ということで「スワラ・スリン」を鑑賞したあと、演奏には直接関係ないが楽器の名前を学ぶことからスタート。叩いたときに聞こえる音に接頭辞をつけて楽器の名前としている例が多いようで、クンプル、クノン、クト、クンピャン、クンダンがこれに該当。また、接頭辞はつかないが、ゴングも音が由来になっているようだ。ちなみにゴングはガムランでは神聖な楽器という位置付けで、ジャワコーヒーを供えるしきたりであるよう。これに関係してジャワコーヒーも飲んでみる。真っ黒でかなり渋そうなのに、実は極甘というコーヒー。 続いてガムラン楽器のしくみを学ぶ。しくみというか、サロンという鍵盤楽器について学ぶ。サロンには2種類の音階があり、琉球音階に似たペロッグ音階、日本の童謡に似たスレンドロ音階があるのだとか。また、鍵盤には数字が書いてあり、楽譜もこの数字で書かれるらしい。さらに、チューニングは調律師の音階でされて絶対音階があるわけではないので、演奏時は同じ調律師による楽器のみを使わねばいけないようだ。 ここでようやく実際に挑戦する課題曲「チョロバレン」を聴く。その中でも一番難しそうなボナンとボナンパヌルスに挑戦。同じ形の楽器が二行並んでおり、対角線上に同じ音が並ぶものだ。ボナンパヌルスが1オクターブ高く、二人で演奏するものなのだが、今回はこちらに挑戦。片方が1・4、もう片方が2・3というように相手の裏に入る形で刻み、通して聴くと16分になっているというフレーズをやってみる。タモリとふかわがやってみるが、やっぱりつまずき。練習の結果ぼちぼち形になった。まことと石塚も挑戦。全然ダメだった。結局ボナンパヌルスは断念することになってしまった。 で、どうなるかと思ったら次の課題曲「リチリチ」をやることに。曲の主役となるサロンに全員で挑む。打鍵の際に前の音を止めることがポイント。そうでないと倍音だらけでたいへんなことになる。4分音符×8音のフレーズを猛練習。ミュートが大変なようでみな苦戦する。ふかわは小さい高音サロンが割り振られ、ひとり8分で進行することになった。 さて、とりあえず練習もほどほどに演奏へ。入り方に戸惑ったり速度を織り成すクンダンのスピードアップに怒号が飛んだりしたが、中で演奏することは気持ちいいようで、一同さらにやる気にはなったようだ。 民族音楽シリーズ第2弾。民族音楽は嫌いじゃないし、今回講師の木村はあんな顔触れなのに物腰やわらかくいい感じだった。ガムランやりたい。そして石塚相手だとふかわが冴える。普段に比べてずっといいところを見せていると思う。「お前まわしの練習の場にすんなよ」と石塚に噛み付いたのがいちばん良かった。ガムランを聴く間はインドネシアのイメージ映像を挿入するのだが、だんだんとスーパーが投げやりになってくるのがちょっといい感じ。最初は「インドネシアの映像とともに〜」みたいなところから始まって、次は「再びインドネシアの〜」、さらに「とりあえずインドネシアの〜」と三段オチみたいになっていてナイス。同じ映像を使っていて手抜き?とも思ったけどこれなら許せる。 空耳アワーの結果 安斎率いるチョコベイビーズがインディーズでCDを出すらしい。5月25日発売。
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