04年3月5日 | 焚き火の達人に学ぶおいしいヤキイモの作り方!! | |||||||||
ゲスト:なぎら健壱、YOU、乙葉、勝田和宏(進行)、関根秀樹(指導) | ||||||||||
立春をとうに過ぎて一頃の寒さはなくなったが、まだたまに肌寒い日もある。そんな折、YOUや乙葉が焼き芋を食べたいと言い出した。生憎外は強風下だが、焼き芋を作るならやはり焚き火で、というなぎらの主張もあり、今回は焚き火の達人から焚き火のイロハを学んで焼き芋をつくる。 140万年前頃から始まっていると言われ、40万年前には確実にあったという焚き火。ホワイトボードで順に背景から説明しようとする関根だが、学ぶ気の全くない女子約2名のおかげですぐ実技に移ることに。焚き火にも木の組み方に種類があって、最も一般的と思われる合掌型、火の勢いを楽しむ井桁型、プロユースの並列型などがある。今回は合掌型を使ってチャレンジ。火をつけるには薪にも気をつけなければならない。初めは火付きのいい針葉樹を使い、燃え始めたことが確認されたら火持ちの良い広葉樹を投入してゆく。 そして火付け。ひもギリ式発火具で種火をつける。点く寸前の器具が勝田の手にぶつかるハプニングもあったがとりあえず点火。これをゼンマイの綿でくるみ、麻紐でくるむ。さらに息をふきかけ、煙が出たら大きく振り回す。これでいわゆる炎があがる。笑顔で火を放り投げる関根に一同吃驚。これに倣ってタモリたちもつけてみることにするが、YOUを中心としてまるで結束が取れておらず苦戦。最終的に火は点くのだが、これも関根によって変な方向に投げられ、風にあおられて作業台に着火。急いで払い落とすもそこで1m超の炎があがり、一同パニック気味のままなんとか安定した。 次に焼き芋用の芋を選定。本当は農林1号が焼き芋に適しているが流通の関係で用意されたのが紅さつま・ベニコマチ・ベニアズマのみ。関根おすすめのベニコマチを使うことになった。と、ここで突如タモリがバウムクーヘンを作りたいと言い出し、YOUや乙葉も引き込みバウムクーヘン班を結成。あわれなぎらはひとりで焼き芋を作るはめに。 ひとりきりになったなぎらだが、こういうことに関しては器用なところを見せ、(薪を取りに行っている間に火が消えてしまうこともあったとはいえ)頗る順調。その火の勢いの良さには、タモリも「こっちでやろうか」と言うほど。 焼き芋班(ひとりだが)が芋を入れて、石もかぶせてあとは待つだけ、となった頃にようやく(撮影上待った?)バウムクーヘン班が本格始動。竹を回しながら関根手作りの生地を竹に巻きつけ、表面を焼く。表面が固まったらさらに生地を重ねる。この繰り返しだ。最初はタモリとYOUが両側から竹を回し、乙葉が生地塗り担当だったが手つきの危なっかしさに結局はタモリが生地担当に落ち着いた。ただ、きちんと作ると5〜6時間くらいかかることと聞いてげんなりのタモリ、3層程度で見切りをつけることにする。「え、何作ってるんでしたっけ?」となぎらに軽い嫌味を言われながらも何とか完成を見た。 さて、3層ながらもきちんと層になったバウムクーヘンを試食するが揃って微妙な表情。YOUが「貧乏人のパンみたい」と率直すぎるコメントを残したが、生地に砂糖が足りなかったようだ。焼き芋はいい色・いい出来でみんな納得。なぎらに「サルノコシカケ?」とも言われたバウムクーヘン、甘さが足りないとはいえタモリらは「自分たちで作ったから美味しい」と納得の表情だが、見透かすように店売りのバウムクーヘンを喰らうなぎら。タモリも思わず「(竹に)挿してくれ」と、いままでの苦労を無に帰すようなコメントを。ただ、実際に挿したバウムクーヘンは、ガムテープにしか見えなかった。 せっかく焚き火企画なのに生憎の強風ということで一同のテンションも序盤はあまり上がらず。でも、火がついて安定してくると「焚き火ってなんでこんなに楽しいんだろうな」などと、だいぶ楽しくなってきた様子。そういうのを見ているのはそれなりに楽しいが、それだけといえばそれだけ。ただ、こういう縮こまった感じになるのを見越したかのような気心の知れたゲストばかり呼んでいるのは見事。なぎらの嫌味も勝手知ったればこそで、そのへんのいい雰囲気はあった。YOUが思いのほか役に立たないのがちょっと面白かった。…案外料理関係企画の彼女ってそういう感じだった気もしないでもないが。 空耳アワーの結果 安斎、子どもの頃にこっそり庭で焚き火をした時にテレビン油を投入したらえらいことになって、家の木を半分燃やしてしまったらしい。
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