04年2月13日 「やる気まんまん」 描く気まんまん!?
ゲスト:渡辺祐(進行)、乾貴美子(進行)、江川達也、五月女ケイ子、いつもここから、山口千枝子、鈴木裕一
巷は漫画原作の実写映像化で溢れかえっている。事ここに至って「デビルマン」「忍者ハットリくん」なんかまで実写化される始末。これは番組流の解釈でいうと、いいものは形を変えても後世に伝えていかなければならない、ということらしいが、そこで番組が俎上に載せるのが国民的?絶倫漫画、「やる気まんまん」。特に作画の横山まさみちが昨年亡くなったこともあって、彼の遺志を継ぐべくみんなでトリビュート。

この漫画の特徴はなんといっても陰茎をオットセイに、陰唇を貝に見立てたこと。ほかにも手の指(なまえはコットセイ)、足の指(ソクトセイ)、舌(ゼットセイ)、乳首(パイオット)、陰茎でもオットセイにとどまらずシーラカンス、メダカ、クジラ、コブラ、ペンギンなどなど斬新な擬人化の手法は、後進の作家にも影響を与えているようだ。また、挿入後の世界を丹念に描いていることも特徴的。

それでは、オットセイトリビュート。江川、五月女、いつもここからが自分なりの解釈でオットセイと貝を描く。江川のオットセイはお子さま向けっぽい可愛らしいものだが、カウパー腺液を垂らしている。また貝はわりと普通だが陰核が女の子の顔になっているのが特徴。五月女のオットセイはスポ根ふうで、既に人格も設定されている様子。貝は屈強の者が身構えているという貞操帯のようなイメージだ。いつもここからは「悲しいとき」で紹介。妙に長いオットセイ。山田も頼まれなかったのに描いており、ピチTを着せられてきつきつだった。けっこう深い。貝はごくごく普通。なぜかタモリもいやらしく描かれていた。

続いて横山の仕事場拝見とアシスタントの思い出話。仕事場には使い込まれた動物図鑑、魚貝図鑑が。とくに貝のページがボロボロだった。アシスタントの山口、鈴木との話では「やる気まんまん」誕生秘話(作画担当の「色魔」がヒットしたため)、私生活は真面目だったこと、オットセイはひょうきんに描くように言われていたことなどが明らかになった。

そして「やる気まんまん」のデジタルコミック化(「まんがビデオ」みたいなもんか?)に挑戦。一話とりあげ、メンバーでアフレコをする。タモリがオットセイを、江川が男性を、五月女が女性を、いつもここからが擬音・効果音を、乾がナレーションを担当。間抜けな効果音や五月女の棒読みっぷりにNGがあったりタモリが突然滝口順平になったりしたが、概ね楽しく終了。「どこがデジタルなの」と江川にもっともなツッコミを入れられはしたけれど。

最後に3組がオットセイに代わる新キャラを考案。江川はプラナリア(戦闘モードになると極端なリアル路線になりボカシが入ったけど)を、五月女はサラリーマンを、いつもここからは修正ペンを提案。しかし、当然オットセイに代わるキャラクターは選べなかったようだ。


自分くらいの世代だと、牛次郎原作ということに驚きを感じるように思う(すくなくとも自分はそう)「やる気まんまん」だが、横山主眼の企画だったのでさらっと流されてしまいましたね。やる気まんまんにはあまり思い入れがないのでなんとも。ただ、ついに出ました五月女センセイ! 出たいがために嘘をついたというのがちょっといい話。この調子で辛酸なめ子または池松江美にも出てほしい。最近はシモの企画にしか呼ばれない乾だが今回も率直な(たまに失礼な)発言がすばらしい。とくに修正ペンのくだりの「生にこだわってるわけですね」がよすぎ。そりゃ江川もキャバクラと錯覚しますって。タモリの相棒、トンちゃんの微妙な活躍も見逃せない。今後たまに出てくるのだろうか?

空耳アワーの結果

開始10分で放送されて面食らう。1本目は「超有名曲の超有名部分を批判覚悟で」、おなじみ高橋力が投稿。2本目はカストリ雑誌で触れられたタモリの体験にリンクさせた格好。

ミュージシャン 曲名 賞品
ホイットニー・ヒューストンオールウェイズ・ラブ・ユー手ぬぐい
オフスプリングウェン・ユー・アー・イン・プリズン手ぬぐい

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