04年1月30日 手打ち麺が好きでした 「芳来」FOREVER!
ゲスト:マギー(進行)、水野裕子、石神秀幸(解説)、夏戸俊和、大川栄一、藤波多鶴子、山崎晃、伊藤英茂、馬場文男、吉田宏志、吉田恵子、木村真治
昭和31年に開業以来、多くの者の舌を愉しませてきた手打ちラーメンの老舗・芳来がこのたび従業員の高齢化のため閉店することになった。閉店日は奇しくも初回オンエアの翌日、1月31日。今回はタモリもさんざお世話になった芳来の閉店を惜しんで、閉店セレモニーを執り行う。石神もラーメン用のコスチュームということで気合の入ったTシャツ姿だ。

まずは長年芳来を支えた従業員の紹介。店長の夏戸をはじめとして、軒並み30年以上の勤務実績を誇るつわもの揃い。話を聞くと、お客に喜んでもらえるのが何よりとかみんな優しくてそれで続けられたとか、いい話の連続。1Fの厨房にもマギーが潜入してレポート。しかしたどたどしい進行とまずいポジショニングでユルユルな突撃レポートになってしまった。

さて、長年全く味が変わっていないこと、そして手打ちなのに蕎麦のように麺が細いことが特徴の芳来麺をいただきながら、芳来人気メニュートップ5を見る。それによれば、5位が手打ち麺を揚げた五目かた焼きそば、4位がニラレバ炒め、3位がカレーチャーハン、2位がたんめん、1位はもちろん芳来麺。さすが常連、タモリは出てくるたびに「あぁ、これぁ旨い」と食う前から素早く反応。これらが味わえなくなることがやはり惜しいのだろう、「買い取ろうかな」とまでタモリはこぼしていた。

次に芳来の48年の歴史をたどる。昭和31年に開店した芳来だが、この年にスタルヒンが来店。その後も伊集院静、永六輔、小澤征爾ら(もちろんタモリも)が訪れ、著名人にも愛されたようだ。昭和35年には大川が出前の自転車でスピードを出しすぎてしまい逮捕されかけたり奇抜なデザインの建物に移転したりした。さらに数年後、出前の新記録(約400食!)を樹立。そのまた数年後には大川が麺打ち記録(1日約1,300玉!)を樹立。いかに賑わっていたかが知れようものだ。

続いて、できるかどうかはともかくとして芳来の味を受け継いでいこう、ということで芳来麺のレシピを学ぶ。社長が仕込むというスープは、豚骨10kg、豚バラ4kg、鶏4kg、玉葱、大蒜、生姜、葱、人参、昆布を8時間煮込んだもの。これで100人前だとか。灰汁をこまめに取り除くことがポイント。また、醤油だれは塩、醤油、大蒜、生姜、濃いスープに化学調味料を合わせたもの。どこまで本気かはわからないがタモリは熱心に聞いていた。さらに、麺打ちにも挑戦。強力粉と薄力粉を4対3で合わせ、塩、卵、かん水、ぬるま湯を適量混ぜ合わせれば芳来麺の生地になる。タモリは麺打ちおよび麺切りをやってみたが、さすがにどうもうまくいかない模様。

最後は雪が降る中入り口前で記念撮影。タモリは芳来の丼も貰って、芳来の味を受け継いでいこうと決意も新たにするのだった(創作、丼をもらったことは本当)。


まあ今回はタモリのための企画ですかね。旨そうではあるけど、都民じゃないし放送遅れの関係で放送されたときにはもう閉店してるしユルユルだし、さして面白くもなく。厨房からのレポートで、「質問ございますか」というマギーに対して「ございません」とあっさり言い放つタモリはよかったけど。全体的にマギーの進行がまずかったことが問題か。どうも好きになれない関係で多少手厳しくなる面もあるだろうけど、いまいち。あと記念撮影は店内でやってもよかったのに…石神がめちゃくちゃ寒そうだったから。

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
スティーリー・ダンバビロン・シスターズ手ぬぐい
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