03年9月26日 生誕25周年記念 インベーダーに侵略された人々!!
ゲスト:伊集院光(進行)、泉麻人、ペリー荻野、西角友宏
日本人の娯楽に革命をもたらしたスペースインベーダーが世に出て今年で25年。その記念すべき年に、宇宙一のスペースインベーダー王を決める一大イベントが開催されることになった。参加者は少ないけど(笑)。今回はこの模様とともに、スペースインベーダーにまつわる思い出などを送る回。

タモリですら移動の合間を見ては熱中しており、初めて芸能人になってよかったと思わしめたスペースインベーダー。トークをしようにもみんな画面に夢中で、伊集院の話に乗ってこない。そのような中で伊集院が何とか聞きだしたのが出演者の当時の状況。タモリはオールナイトニッポンをやっていて、泉は大学4年生頃、ペリーは女子高生だったらしい。とくにタモリと泉はともに六本木を根城にハマっていたようで、知らずに出会っていたことがあったかも。ペリーの地元は名古屋だが、現地では名古屋撃ちとは呼ばなかったようだ。伊集院も当時小学生ながら少なからず関わっていたようで、喫茶店に入り浸ってイメージトレーニングやギャラリーに徹していたとのこと。

このあたりでゲームはおあずけ、一旦トークに。タモリはマネージャーに嘘をつかせてまで移動の途中に必ずインベーダーを挟んでいたというし、泉は小柳ルミ子が没頭しているのに遭遇したというし、また、つぎこんだ金額も当時の身分のわりには結構なもので、やはりみんな相当ハマっていたようだ。伊集院に至っては親の財布から軍資金をくすねた結果、財布に鈴をつけられた挙句その鈴の音にインコが条件反射で反応するようにしつけられてしまったらしい。それほどまでハマる人続出であるからして上手い人は抜群で、開店から閉店まで僅か100円でできてしまうせいで荒川区じゅうの喫茶店にお断りの張り紙が出た人もいたとのこと。

裏技としては、やはり有名な名古屋撃ち(伊集院やタモリが実践しようとしたがうまくいかなかった)、あと虹。このあたりの話も含め、開発者の西角に話を聞く。最初のゲーム名は「スペースモンスター」で急に変えられてしまったので、それがきっかけで愛着を失ってしまったとか、名古屋撃ちや虹はバグだったとか、ほとんど一人で作られた(当時のデザイン画を忘れてきたけど)とか、そういう話。

そしていよいよ宇宙一をかけて泉・ペリー・タモリが挑戦。泉は酒を呑んだときの人格(呑み会の金を払わない)・アサトで挑み、960点。ペリーは当時を思い出し心にセーラー服を着て臨んだが930点。当時とあまり変わらない成績だったようだ。タモリはさすがで、名古屋撃ちによる華麗な勝利を狙ったが、それが裏目に出て(要は失敗して)880点。

誰一人一面もクリアできなかったが、得点で泉が優勝した。優勝賞品は二つの箱から選ぶという珍しい方式で、泉はPS2ソフトのスペースインベーダー復刻版が入った箱を選んだ。選ばれなかったほうは準優勝の宇宙女王・ペリーに進呈された。中身はスペースインベーダー煎餅。インベーダーのセンベイダー(スペースセンベイダー)から来ているスタッフ自信作?だが、あまりのレベルに伊集院は完全に壊れてしまった。


最年少が伊集院という平均年齢高めの企画(企画が企画だし)は、若い者には決して出しえない安定感抜群のグルーヴを生み出していてかなりよかった。言い換えれば、ほどよくヌルくて良かった。場慣れした泉・伊集院はともかく、出演2回目のペリーもすっかり溶け込んでいるのがいい。発言が鼻につくことも特になく、自分をネタにすることもできるみたいで、どんな企画にも送り込める、貴重な女性ゲストをここへ来て確保した印象だ。今後の活躍に期待。もっとも、雰囲気はここしばらくでは見られないくらい良かったとはいえ、面白かったかとなると疑問符が付くが。

空耳アワーの結果

安斎、初めてナポリタンを注文したときに勘違いしてタバスコを飲んでしまったらしい。

ミュージシャン 曲名 賞品
ローラ・ブラニガンセルフ・コントロール手ぬぐい
フロエトリーオペラ手ぬぐい

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