03年9月12日 ドラムサミット03 オイラはドラマー! 嵐を呼ぶ男たち大集合!!
ゲスト:まこと、クリス・ペプラー(進行)、TO-BU、五十嵐公太
学園祭の季節、秋がやってきた。学園祭の花形といえば今も昔もバンドであるが、その中にあってドラムの位置付けというものは甚だ不安定。リズムセクションとして音楽的には非常に重要なのに、モテると言われるバンド内では最もモテに遠い存在であることもしばしば(たとえばルナシーとか? オイスターズとか?)。そんな虐げられた存在であるドラマーの地位を向上させるべく、プロドラマーが結集してサミットを開催することになった。というわけで今回は、ドラマーの実態を詳らかにする企画。

まずドラム意識調査として、幾つかの質問をドラマーたちに投げかける。その質問が正しい場合にドラムを乱打するというしくみ。最初の「最初からドラムになりたかったわけではない」で早速全員YESの回答。まことは歌手(というかマッチ)に、TO-BUはキーボードに、五十嵐はベースになりたかったらしい。

以降は各人に均等に話題を振るためか個人をピンポイントで狙った質問の連続。「ドラマーはレコーディングが早く終われていい」(まことがYES)、「ドラムを始めた当初は枕や電話帳を叩いていた」(TO-BU)、「ライブ中に電源が落ちたとき、20分間ドラムソロでつないだ」(五十嵐)、「ドラマーはモテない」(まこと)、「渡部篤郎が好きだ」(TO-BU)、「ドラムの叩きすぎで上半身がねじれている」(五十嵐)という質問が出た。途中では各人のドラムソロも挿れられた。また、質問に関係したエピソードとして、五十嵐が公害局や葬儀屋から音でクレームを受けたとか、まことが松田聖子を初めて生で見たときに小さな妖精をたくさん見た、といったことが披露された。

続いてドラムに関する知識を問うクイズ。「フットペダルを開発したのは誰か」(こたえ:ラディック)、「DR-1をパールと共同開発したのは誰か」(ジェフ・ポーカロ)という問題が出た。関連してボンゾが使っていたペダル・スピードキングも紹介された。

ドラム知識クイズはあっさり終わってドラムから始まる曲を用いたドラムイントロクイズ。ツェッペリン「ロックンロール」、チェリッシュ「てんとう虫のサンバ」、スティービーワンダー「迷信」、細川たかし「心のこり」、荒井由実「ルージュの伝言」が出題され、出題範囲の関係か、五十嵐が立て続けに正解。まこととTO-BUは打つ手なし。五十嵐が惜しい間違いをしたことでまことが食い付いた場面もあったが、「後追いダメです」とあっさりタモリに却下されてしまった。

そしてなぜかドラムイントロクイズのみを対象とした優勝者の発表。審査員陣は非常に揉めた(笑)らしいが、順当なところで五十嵐が優勝した。賞品は空耳手ぬぐいとドラムっつということでドラ焼6個。五十嵐はテレビに出て初めて賞品をもらったということで大喜び。最後はトリプルドラム(のみ)による「嵐を呼ぶ男」で締められた。タモリは「全然わからない」と言っていたけど。


音楽関係でもドラムに特化した番組・企画はほとんどないので、元太鼓叩きとしてはアプローチはどうあれ、良かった。どうせなら真矢も呼んでほしかったし、ドラムソロは短すぎるうえにキメを入れてくれないので消化不良だし、せっかくトリプルなんだからソロ回しなりタムを絡めたユニゾンなりしてほしかったところだが、まあ贅沢は言うまい。って不満だらけ? ともかくも、取り上げる題材としては嬉しかった。ゲスト参加という立場でタモリにもティンバレスをやらせていたが、最初っきりだったのがちょっともったいない。とりあえず、来年もやる可能性があると言うだけは言ってるので、真矢も交えて是非実現していただきたい! ASA-CHANGにも出ていただきたい! どうせ来年は開催されないだろうけど。

空耳アワーの結果

安斎、みうらじゅんとの「勝手に観光協会」CDをPRしたが、肝心の現物を持って来ず。持ってすらいないらしい。

ミュージシャン 曲名 賞品
ジェームス・ブラウンマザー・ポップコーンTシャツ
ジンギスカンジンギスカン手ぬぐい

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