03年8月22日 2003年 宇宙の旅計画! 〜モデルロケットを打ち上げよう〜
ゲスト:ガダルカナル・タカ、はしのえみ、山崎裕太、山田誠(指導)
有史以来の火星の大接近がわりと大きく取り上げられたように、天文の話題は人々の心を捉えることが多い。その代表がロケットだ。実際のロケットに乗り込んだりそれを打ち上げたりする人はごくわずかだが、本物さながらのミニチュア版、モデルロケットは非常によく打ち上げられているらしい。そこで今回は、NASAも普及に協力しているというこのモデルロケットを作って打ち上げてみる。

まずは一例として、マーキュリー計画の時に作られたマーキュリーアトラスロケットのモデルロケットを見ながら大まかなところを山田から聞く。学校教育用にできたモデルロケットの歴史は古く、47年・4億7千万回打ち上げの積み重ねがあるらしい。実際に打ち上げも見せてもらうが、一同歓声を上げるほどの見事さ。綺麗に上がってパラシュートもきちんと開いて、落ちてきた。

さて自分たちがモデルロケットを打ち上げるためには、ある程度の知識が必要である。そこで、山田から主な3点について講義を受ける。「ロケットはなぜ飛ぶか」ではロケットが作用・反作用で飛ぶことを、「モデルロケットの構造」ではモデルロケットのしくみ・パラシュートが開くしくみを、そして「モデルロケット競技」では定点着地なる競技・そのためのポイントを学ぶ。パラシュートが開くのは途中に放出薬を仕込んでいるからであり、また、定点着地させるには風上に向けて打ち上げればよいらしい。

ブレイクとしてNASAの宇宙食を食べてみる。あまり好評ではなかったが…。ちょっとしたお宝自慢になるが、山田の持っている旧ソ連の宇宙食、模型ロケットエンジン(未使用)、宇宙にまつわるコイン集などを見る。「日本人で持ってる人はそうそういませんよね」との上手いおだてに満面笑みの山田。嬉しそう。

以上、先ほどの講義を踏まえ、森田えみチーム、ガダルカナル山崎チームにわかれてモデルロケット製作開始。各チーム2機ずつ作成し、発射地点の一番近くに戻ってきた機体をつくったチームが優勝。作り方は、エンジンマウントチューブを組み立てる→それをプラスチックフィンの中に入れる→フィンと本体を組み合わせる→本体とノーズコーンをゴムひもでつなぎ、パラシュートを取り付ける→リカバリーワディング(パラシュートが燃えるのを防ぐ)を本体の内側に3つ隙間なく埋める→パラシュートをたたみ本体に入れ、ノーズコーンを取り付ける→エンジンに点火剤を入れ、本体に取り付ける、といったもの。

まずタカが作ったガダルカナル山崎1号の打ち上げ。しかし不点火で飛ばないというはかったようなオチで失格に。続いてタモリのつくった森田えみ1号。これはきちんと飛び、49m40cmの記録を残した。山崎の作ったガダルカナル山崎2号は飛ぶことは飛んだものの、パラシュートが開かず失格に。ここで森田えみチームは勝利確定。最後に飛んだはしの製作の森田えみ2号は記録を伸ばし、27m70cmでフィニッシュ。

最後に一応表彰が行われ、モデルロケット協会の正規の賞状が送られた。と、せっかく作ったんだから競技とは関係なしで(飛ばなかった自分の機体を)飛ばしたい、とタカ。山田の協力でエンジンも付け替え、万全の体制で臨んだのだが…結局またもや不点火に。


今回はぐだぐだになることもなく、流れるように進んでいった印象。それにはやはり、流暢すぎる山田の語りが多少なりとも影響しているのだろうと思われる。なんだこの人は!ってくらいによどみなく言葉が出てくるのがたいしたものだ。それが原稿を見た風でもなく、そして照れなく爽やかに語れるところは純粋さを表していてかなわないなあ、と。まあそれ以外には特にどうということもない回だが…。タカの打ち上げ失敗がいいアクセントとオチになっていてよかった、というくらいか。

空耳アワーの結果

タモリ、「いーわれてみれば」ととちる。鉛筆アルミキャップで作ったロケットの思い出が語られた。また、1本目はフランスからの投稿。

ミュージシャン 曲名 賞品
ブロードキャストアンチェンジング・ウインドウ手ぬぐい
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