03年5月30日 | 正しい珍獣の育て方 | |||||||||
ゲスト:神戸みゆき、森下千里、なぎら健壱(進行)、鶴岡"ルゴッサ"稔久(解説)、野村潤一郎(解説) | ||||||||||
アイフルのCMをきっかけにチワワの売り上げが突如5割増しになったように、ペットブームは衰えることを知らない。ペットといえば犬か猫か、といった議論が噴出するのが常だが、いまや時代は珍獣らしい。今回はありきたりのペットでは満足できない人のためのペットとして飼える珍獣ガイド。なお、タイトルとは裏腹に飼い方ガイドにはなっていない。 最初に紹介されるのはエリネウス・エスピー(いわゆるハリネズミ、25,000円)。触るために軍手を渡されるが、扱いに慣れているはずの野村も触れず。結局ルゴッサが針を通さない手袋を取り出して触っていたが、人に慣れると丸まらないらしい。ただ、基本的には観賞用とのこと。次にキャビア・ポルセルス(ヌードモルモット、28,000円)。実は中島ちゃんも飼っており、そんなに飼うのも難しくないようだ。 キャリスリックス・ジャッカス(コモンマーモセット、450,000円)には実際に餌をやってみることになったが、神戸も森下もパニックで絶叫。カカツア・サングイネア(アカビタイムジオウム、230,000円)はオウムなので言葉を覚えるということで、タモリが「おまえはアホか」を覚えさせようとしていた。オウムは賢いので飼いやすいとのこと。続くナスア・ナスア(ハナジロハナグマ、150,000円)はずいぶんと落ち着きのない動きを見せていた。実際、見ていられるときだけ放してやって、普段は檻に入れておかないといけないらしい。子供の頃から飼って飼いならすのが良いらしい。 ここから水の珍獣シリーズ。フーソ・フーソ×アシペンサー・ルゼヌス(ベッセルチョウザメ、5,000円)はキャビアのために改良されたものらしく、安いことは安いのだが、ものによっては数メートルまで成長する模様。そもそも飼育も難しいらしく、上級者向け、と。カンチャナブリパッファ(フグのなかま、1,950円)は飼いやすいが、気が強いため単独か5匹以上での飼育が基本。バンデリア・シローサ(カンディル、3,600円)は非常に獰猛で、水圧を感知して動物の内臓を食ってしまう鯰。膣にも食いついてくるそうで、アマゾンではピラニアより恐れられているらしい。 再度陸に戻り、ポトス・フラヴス(キンカジュー、250,000円)。噛みにいく(普通に噛むのか甘噛みかはよくわからないが)習性があって玄人向け。最後に、世界に一匹とも言われる珍しい動物を。カラシウス・アウラトゥス(なぎらはオーラタスと言っていたが、ラテン語なのでアウラトゥス)である。実は金魚なのだが、大きさが半端ではない。なんでも夜店で手に入れてから11年育てているらしい。「動物飼うってこういうこと(長く飼う)なんだなって思いますよ」と、野村のちょっといい発言で締め。結局タモリらの興味は犬猫のようなごく一般的な動物であるようだけど。 すっかり番組に慣れた感の神戸は登場シーンもまるで芸人のようで、タモリに「どこで覚えたんだ」と言われるほど。森下もその向こうを張って、初登場ながら積極的な絡み方で好印象。しれっとなぎらにハリネズミを軍手で触らせようとするルゴッサはその機転もさることながら、実にまっとうな解説でいい味だった。といっても、今回はなぎらのヘロヘロぶりに尽きるのでは。学名のコールが多すぎるとはいえあからさまにカンペを見すぎ(それも台本?)。次の学名が気になるあまり今出ている動物の原産地を間違えたりボロボロだった。それはそれで面白いのだけど。すらすら言ってもつまらないしな。ただ、いちばん耳に残ったのは野村が発した「えもんかけ」なんてことばだけど。いつの時代の人間だよ! 企画はある程度時流に乗ってて、いまやる意味もそれなりにあるものだったのでは、と。きちんと大事なことも言ってたし。 空耳アワーの結果 タモリ、「言われてみれば確かに聞こえそうな」と弱気な発言。安齋、個展をやるらしいがテロップを出してもらえず、その場でADのカンペに案内を書く羽目に。5/29〜6/15、LAPNET SHIPにて。
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