03年5月16日 低予算番組対応型の特効さんになろう!!
ゲスト:MEGUMI、山野ゆり、松尾貴史(進行)、杉木優子(解説)、岡田くん
「マトリックス リローデッド」と「マトリックス レボリューションズ」で制作費があわせて360億円(3億ドル?)とも噂されているように、近頃の特撮・VFX・CGは金がかかる一方である。しかしそんな中で、身近な材料を使って低予算で特殊効果を得る工房が(この番組のために特別に)オープンした。今回はこの工房で、さまざまな特殊効果の実験を行う。

手始めに作成したのは「エイリアンが孵化する前の発光する卵」。工房に迎え入れる立場であるはずのキッチュもやったことのない(笑)実験だが、実際に光るとみんな興奮。タモリも笑顔で拍手するほどだ。これはピクルスの中の水分・塩分に電気を通すことでジュール熱が発生することによるんだとか。この特殊効果を使った例も「恐怖のエイリアン」なる短編映画で示された。続いて「『遊星からの物体X』の液状生物」。洗濯のりのポリビニールアルコールがホウ砂と反応して高分子化合物になることでできる物体にみんな喜んで戯れた。つくられた短編は「流星からの物体XX」。

「ファンタジー映画のような幻想的なタイトルバック」は、偏光板の性質と旋光性によるもの。「おー!」「すごーい!」とこれも感動の渦。短編は「光の国から来た少年」。「稲妻のような青白い閃光」はそれまでの実験の中で最も危険なものであった。原理自体は水素と酸素の結合だが、強制結合になるので一種の爆発が起き、閃光が発生するというものだった。つくった短編は「SF SPARK CAR」(中身はバックトゥザフューチャー)。

最後に試すのは大火災の煙。煙に備えて全員ゴーグル・マスク装着で臨む。杉木が一同を不安にさせるような言葉をしれっと言ったりするが、これもそれなりの成果を得て終了。できた短編は「FIRE FIGHTERS」。以上、かかった金額は卵600円、液状生物364円、火山の噴火(オンエアカット)1,853円、タイトルバック2,040円、閃光1,560円、煙244円と計6,661円で、6種類ものVFX効果が得られた。なお、オンエアされたVFXのつくりかたはこちら。ただし、「危険なので特効さん以外はマネしないでください」との但し書きが毎回出てたけど。


杉木が現れて「お美しい」と言うタモリに対し「整形ですけどね」と真顔で冗談を言うキッチュさいこう。かなり失礼だけどさいこう。スローモーションの小ネタを入れたり何だりと、タモリとキッチュの相性はやっぱりいいわ(贔屓目かもしれないけれど)。いつもしょうもない企画で孤軍奮闘させられるキッチュも今回は比較的企画に恵まれたほうと思われ嬉しいところ。あとは最後の実験でゴーグル・マスクを装着したうえでなぜか足をクロスさせプラカードを持つMEGUMIが滑稽でよかった。アイドル(それ以前にアイドルかどうかが微妙だが)としてその格好はいいのかしらん。実験自体は冷静に見るとごく普通の化学実験ばかりだが、見せ方が上手かったのでそれなりに盛り上がった。悪くないと思う。

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
ダリル・ホール&ジョン・オーツマンイーターTシャツ
ボニー・タイラーヒーロー手ぬぐい

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