03年5月2日 1000回記念Tシャツを作ろう 1001回だけど…
ゲスト:安齋肇、渡辺祐、みうらじゅん、糸井重里、井筒和幸
前回でタモリ倶楽部も1000回を迎えた。それを記念して、安齋がTシャツ作りを提案。旧知の番組関係者に声をかけて豪華制作スタッフが揃った。安齋が起案・デザイン、渡辺がコピー、みうらがイラスト、糸井がスーパーバイザー(兼コピー)、井筒が試着。しかし、今回は1001回。安齋にとっては予定外だったらしい(彼の場合は本当に予定外っぽい)が、仕方なく1001回記念のTシャツを作ることになった。

最初は1000回記念を想定していたということで、安齋はみうらにもそれ用のイラストを頼んでいたようだが、それは1000回にちなんで千手観音をモチーフにした「千擦観音坐像」。顔はタモリで、手が外に向いている千手観音と違って内に向いている。内に向いているというか、巨大な陰茎をセンズリしている絵になっている。ただ、完全に下に走っているので見せるものでもない、という意見が。さらにコピーも1000回用のものが用意されていて、安齋が電話口で言った「いいかげんに1000回!」がそのまま持ってこられた。もっとも今回は1001回ということで、新しいものをつくることになった。

「1001」に関係するものといえば、とりあえず星野仙一。千夜一夜物語なども出てくるが、まずは野球に関しては全く無知であるみうらに「オレの星野仙一」を描いてもらうことにした。できあがったものはもちろん本人とは似ても似つかぬオッサン(みうらの人物画定番の左目尻の黒子はしっかりある)だが、糸井に「このシャツなら着てもいい」と言わしめる味のある作品となっていた。

今度は「1」に関係するイチローを描いてもらう。「オレのイチロー」はバットの持ち方がぐだぐだだが、星野ほど似ていないわけではない。悪乗りした一同は、組み合わせで「森田仙一」を描いてもらうことにした。できあがったものはみうらの勘違いで「森田イチロー」になってしまったが、それはそれで味のあるものに。星野仙一とともに採用になった。

井筒がタモリ倶楽部について「エロ事師的イメージ」と言ったことから、「エロロエ」と書くと1001にちょっと近くなる、という発想を交えつつ、「EROTIQUE TAMORI CLUB 1001」なるコピーを添え、隅には番組の「楽」ロゴを入れていよいよTシャツ作成へ。版をつくってから、シルクスクリーンでTシャツに刷る。森田イチローは青で、星野仙一は赤で刷ることになった。1枚目が刷られた瞬間、沸きあがる一同。数枚刷ったところでスタッフに任せ、最後はタモリ・糸井・井筒が星野Tを、安齋・みうら・渡辺が森田Tを着て、さらにイチローTも入れて記念撮影を行った。


結局やるのね、1000回記念企画(1001回だけど)。別な企画で2回祝うあたり、ひっぱるのが得意なスタッフの面目躍如といったところですか。企画は実にまっとうなもので、出演者が出演者なのでそれなりに笑えて、好企画。顔触れを思えばもっとどかどか来るべきだとは思うのだけれど、まあいいか。OPで安齋が電話で渡辺とみうらに連絡をとるシーンがあるのだが、思いっきりハウフルス(今回ロケ地)内で撮ってるヌルさがいい。あとはみうらのオレのシリーズに依るところが大きいかなあ、と。本編では一度も「オレのシリーズ」と言ってなかったけど、あれは間違いなくオレのシリーズでしょう。それにしてもほんとうに1000枚刷ったんだろうか。わたしにも1枚ください。

空耳アワーの結果

当然ながら、出演者全員で見る。2本目はスタッフ(編集)のよしだ裕二からの投稿。

ミュージシャン 曲名 賞品
エルトン・ジョングッバイ・イエロー・ブリック・ロード手ぬぐい
ブルース・スプリングスティーンシークレット・ガーデン手ぬぐい
サンタナアイエ・アイエ・アイエTシャツ

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