03年4月18日 | ザ・ローリング・ストーンズ 無料体感ライヴ OUT 東京ドーム | |||||||||
ゲスト:ダイアモンド・ユカイ、宇崎竜童、パトリック・ハーラン(進行)、大槻ケンヂ、野村義男、大森庸雄(解説) | ||||||||||
ローリング・ストーンズが4度目の来日公演を行った。その東京公演の当日、なんと何人でも無料で楽しめる会場がある(しかも弁当やビールが出る)ことがパトリックにより明らかに。チケットを持ってない一同は半信半疑ながらこぞってそれに乗り、無料でライブを楽しむべく会場へ向かうことにした。そんなわけで今回は、無料会場からストーンズのライブを楽しみつつ、ストーンズトークに花咲かす。 ただ、無料と言いつつも、その会場は本会場の東京ドームからはちょっと離れた後楽賓館。パトリックによればドームの升席と呼ばれており、音がけっこう漏れ聞こえてくるんだとか。音がきちんと聞こえてこないであろううえ、メンバーが見えないことに不満を漏らす一同にパックンは「雰囲気が大事」などと苦しい反論。 開演30分前になって、とりあえずビールで乾杯。ミックがストーンズに入る前にやっていたバンドや、好きな曲の話をした。ただし、タモリは全く興味がなく、会話にもついていけていない様子。開演時刻になっても押しで始まらないため、今度は大森によるストーンズの豪快伝説を語ってもらう。それによれば、プライベートライブのギャラが300万ドルだったとかメンバーの資産は200億円超や100億円超だとかいう話ばかりで、自らとの格差にロッカー連は若干い沈みがちに。さらにはキース派・ミック派を問う展開になる。各人が自分の思い(といっても、実はロン・ウッドやチャーリー・ワッツのほうが好きだったりするのだが)を語る中、タモリも無理矢理会話に参戦。既にだいぶ酒がまわっている状態で、キースがいいなどとのたまった。 開演30分でも依然始まらないライブ。その流れから、なぜライブは押すのかという話になる。大槻によれば招待者リストをチェックしているということだが、宇崎は真っ向から否定するし真相は不明。海外では長時間待たされても来場した女の子のバストをスクリーンに映し出したりするそうで、それはそれで楽しそう。 一度飛行機の音に勘違いするも、ようやくライブはスタート。マイクで拾っているのを聞く限りではわりと歓声が大きく聞こえているようだ。1曲目は「ブラウン・シュガー」。2曲目を予想しあう面々だが、大森の予想が的中(案外過去の実績から知ってたりして)して、「ユー・ガット・ミー・ロッキング」。と、ここでヨッちゃんが思ったよりも聞こえるけれど、もっとライブを体感したい、と要望。そこで一同はより聞こえるアリーナ席へ。といっても、それは屋上だった。寒さに震える一行とは反対に、ますます盛り上がりを見せる(ように聞こえる)ドーム内部であった。 今回のような視点はさすがタモリ倶楽部という感じ。こんな企画なのにちゃんと出てくれるロックスターのみなさまには涙が出ます。…次の日の公演チケットを渡すということででも手を打ってるのかしらん。さて本編は、しつこくチャーリー・ワッツに結びつける大槻が印象的。ユカイと宇崎は発言少なく、何のために来てるのかよくわからない。タモリもなかなか絡めずにいたし、パックン・ケンヂ・ヨッちゃんだけで進行していった感じが。公演が始まるなり、みんな一斉に窓に耳を近づけて一生懸命聴こうとしているのが滑稽で面白かった。この番組ではあらかたの絵面に慣れてしまっているので感覚が麻痺しているんだろうけれど、チャンネル合わせていきなりあの画面が飛び込んでくるとやばいだろうなあと思われる構図であった。せっかくだから健太師匠にも出てほしかったところだが、彼はドーム内にいたのだろうか? もったいないなあ。 空耳アワーの結果 安齋、奥田民生・小原礼・ストーンズのサポートメンバーが出るシークレットギグに行ったらしい。ダリル・ジョーンズも来たんだとか。なお安齋、1本目を「ホワイト・シアター」と読んだ。
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