02年11月29日 | 開館! 地図ミュージアム | ||||||||||||
ゲスト:糸井重里、いとうまい子、渡辺祐(進行)、今尾恵介(解説) | |||||||||||||
タモリの地図好きは以前それで一本できたこともあったくらいなので有名な話だが、そんな彼にぴったりの地図の美術館がオープンした(この企画のための開館っぽいが)。今回は素晴らしい食い付きのタモリを先頭に、この地図ミュージアムでさまざまな地図に触れてゆく。中国四国地方の地図を前に早速講釈を垂れ始めるタモリにさすがの今尾も「慧眼だ」と唸るほどで、タモリの今回企画に対する熱意はびんびんに伝わってくる。 今回見ていく地図はメルカトル図法で描かれた逆さ世界地図、海ばかりの地図、北極の航空図、東京湾の海図や海底地形図、戦中のタイの資源分布図、神奈川県座間市・相模原市周辺の地図(両市に同じ地名がある)、日本一長い名前の駅を含んだ地図、明治40年の新宿区地図、目黒区戦災消失区域図、方角と絵を頼りに地名を当てる絵解き地図。また、タモリと地図との出会いのエピソードも語られた。それによれば、6歳の頃未知の土地へ足を踏み入れたとき、自分がどこにいるのかを確認するために地図を見たのが最初だという。 今尾が言わなくとも滔々と語るタモリには糸井も「思った以上に怖い」と圧倒されっぱなし。一方でいとうは全然面白くなさそうで、「こんなの誰が買うんですか」と言ってタモリに叱られる始末。そしてタモリは熱が入るあまり、自分の役割を果たすべく地図の解説をする今尾に対抗意識を燃やす。 ひととおり見たところで一応は締めなのだが、さらに新しい地図を取り出す今尾。タモリと今尾の地図談義は延々続いたようだ。 あとから猛烈な食いつきを見せることはままあるタモリだが、これほど最初から食いついてくるのは珍しいといえよう。自分でも「初めてなんじゃないか?」と言っていたくらいだし。さすがに初めてということはなかろうが。ただ、一般受けしないであろうネタであることは理解していたようで「飽きてんだろ?」と視聴者に向けて振ってるのがちょっとおかしかった。個人的には地図は嫌いではないのでそれなりに楽しめたが、いとうのような人には苦痛以外の何物でもないんだろうなあと想像せらる。レビューを書くために再見するのだが、その際OPのタモリの背後に最初から渡辺が立っているのが見られ、「ああ、こんなところに!」的喜びがあってよかった。 空耳アワーの結果
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