02年10月11日 新「親孝行」プレイを学ぼう!!
ゲスト:石田靖(進行)、みうらじゅん(講師)、真矢、乾貴美子
核家族化の時代にあって親と子が疎遠になることもしばしば。そのようなぎこちない関係を解消する手段として親孝行、「親孝行プレイ」を提案しているのはご存知みうらじゅん。今回は彼を迎え、さまざまなシチュエーションの下での彼の親孝行哲学を学ぶ。

まず大前提としてあるのは、親を喜ばせることらしい。そういう点では真矢・乾はわりと意識しないまでも親孝行的なことをしているようだが、石田は親子の会話がなくなっており、ちょっと親孝行とは遠いよう。以降、寸劇を交えて親孝行プレイの何たるかを学んでゆく。基本設定は自分・父・母・妻・子ども、だ。

ひとつめは親孝行旅行。行き先は自分たちの希望を入れず、親の希望にすること、また、部屋は2部屋とって別々に寝ることが基本らしい。ほかに実践的な例としてホテトルプレイ(妻・子どもと共に一旦自室に戻って、ひとり両親の部屋に戻って話をする)を紹介。仕事について聞かれたときは思い切り大きく出つつ、居眠りをする(いつまでも子供っぽいところを見せる)のが高等テクニックなんだとか。

続いて帰省の場面。子供にお年玉の額の価値をわからせておく(例としてこち亀が何冊買えるかを示しておく)こと、母親とふたりの会話の時は母親と思わず女と思うこと、母親との会話キーワードは「ゆに〜く」、「ゆに〜く」地雷をしっかり踏むといったきわめて実用的なポイントが多数示された。

父親との会話シチュエーション例としては寿司屋のシーンを。最初の話題はやっぱり野球、親の懐は気にせず高いものを頼む、あえて父親に反抗して大将に仲裁させて父親をたてる、愛人の話を聞くといったプレイ内容が披瀝された。

ところでみうらもまだ体験したことのない親孝行プレイがあるらしい。それは何かといえば、刑務所の接見シーン! 妻も子も離れた中、「お前の気持ちを分かってるのは私たちだ」と言わせるのが究極のプレイだそうだが、さすがにそれは無理だろう。


「使えないっす」と真矢には一言で片付けられてしまうし、随分前からみうらがアピールしていることを思えば今更感漂う親孝行プレイだが、披露されたプレイ内容は地味に使えるものが多いと思う。さすがみうらは場慣れしているというか、こういう場での喋りが巧いと思う。また、久しぶりに進行を行わない、普通のゲストの立場になった乾が心なしか生き生きした感じに見えてたのしい。身も蓋もないツッコミも進行してないおかげか。特筆すべきは空耳役者鈴木氏が寿司屋大将役で台詞入り(!)で出てきたことか。なんでそんなことになったのかよくわからんけど、とにかくすごいぞ。

空耳アワーの結果

久しぶりにジャンパー。絵コンテ入りのはがきでもあったらしい。それに対して2本目は対照的にするために敢えて選んだのでは、というほどひどい内容でタモリは「ナメんなおまえ」「これ(手ぬぐい)やるから帰れ帰れ」とおかんむり。

ミュージシャン 曲名 賞品
ユアン・マクレガー、ホセ・フェリシアーノ&ジヤケク・コーマンエル・タンゴ・ド・ロクサーヌジャンパー
ダリル・ホール&ジョン・オーツプライベート・アイズ手ぬぐい

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