01年10月5日 魅惑の耕うん機で遊ぼう
ゲスト:松尾貴史、斉藤政喜
季節は秋、旅には絶好の時期になった。旅といえば電車などさまざまな交通手段が思い浮かぶが今回焦点を当てるのは耕耘機。人に限りなく近いスピードでゆったりとした旅ができる自動車である。耕耘機で旅といえばタモリとキッチュも話題にしたように映画「ストレイト・ストーリー」がある(厳密にはあれはトラクター)が、今回はそれをはるかに超えるスケール、日本縦断を敢行中(北から3年かけてまだ岡山)の斉藤を迎え、耕耘機での旅を味わう。

まずは斉藤が耕耘機での旅を始めることになったいきさつから。歩いて旅をするのが好きだった彼にとって、耕耘機を選ぶのは自然な成り行きだった模様。そして彼の愛車自慢。カーナビ(耕耘機世界初?)、特注ベンチシート、特注サスペンション、生ビールサーバー、折り畳み自転車を装備した豪華仕様だ。

運転にも挑戦。ギアをニュートラルに入れ、アクセルを開け、スターターを引いてエンジン始動。高速ギアを選びサイドブレーキを解除、クラッチをつなぐと走り出す。クラッチを切ると止まる。曲がる時は片方のクラッチを切って進む。急カーブは降りて曲がる。操作はこれでほとんど全て。タモリもキッチュもあっという間にマスターした。

そしていよいよ旅に出る。「ぶらり三人耕うん機旅!」なんてタイトルまでついて、東陽町界隈をめぐる。耕耘機は二人乗りなのでタモリとキッチュがじゃんけんをして乗るほうを決め(斉藤は運転手)、負けたほうは歩いてついていくことに。まずは順当?にタモリが買ってキッチュが徒歩。駄弁りながらのんびりと。疲れの見えるキッチュ、席替えを迫るも弱いのかそういう取り決めなのか、負け続けで延々歩いた。しまいには勝手にサーバー内のビールを飲みだす始末。

すっかり日も暮れ銀座へ洒落こもうということで最後のじゃんけん。ここでようやく2度目の勝利を果たしたキッチュ、斉藤とともに銀座のネオンへと溶けていった。タモリはタクシーで銀座へ、とのこと。


ゆったり、のどかな好作だったが、喋りがやたらとしっかりしてる斉藤が妙に気になる。次々に話題が出てくるし、素人離れの域。実はテレビ慣れしてるのか? ハイライトは斉藤の著書、「東方見便録」をタモリもキッチュも偶然読んでいたことか。近いうちに買ってみよう。また、衣装がちゃんとファーマー風になってたあたりは流石。えらく地味な仕上がりになっているが、耕うん機の輸送費に多額の費用がかかったものと見る。個人的に面白かったのが、街に出てすぐの場面。意外とスピードを出したのでスタッフを含む徒歩組は走らないとついていけなかったのだが、ちらっと映ったD.ヤマダの走る姿が滑稽で。痩せましょう。

空耳アワーの結果

2本目に森三中村上が登場。空耳役者って、出オチ芸人にとってはいい役だと思った。

ミュージシャン 曲名 賞品
メガデス99ウェイズ・トゥ・ダイ手ぬぐい
レニー・クラヴィッツスタンド・バイ・マイ・ウーマンTシャツ

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