00年6月9日 よゐこの日本語の正しい使い方教室
ゲスト:ビビる、パイレーツ、よゐこ(講師)、加納喜光(解説)
最近の日本語の乱れが嘆かれて久しいが、昔から使われている言葉も知らず間違った使い方をしているもの。近頃の言葉を嘆きつつ、台本を必死に覚えたと察せられる台詞と共に登場したビビるやパイレーツも「喧喧諤諤」「汚名挽回」などととんでもない言葉を使っている(もちろんこれも台本だろうけど)。そこに喝を入れるべく現れたのがよゐこ。今回は彼らが講師、ビビるとパイレーツが生徒となって本来の意味を履き違えやすい言葉の本義を学ぶ教養企画。といってもよゐこもどちらかといえばビビる、パイレーツ寄りで本当の講師は加納教授であるといえるだろう。

本編はクイズ形式。間違われやすい言葉をあらかじめタモリがピックアップして、その意味を講師と生徒が当てるというもの。当たったからといって賞品は出ない。いや、本当は出るはずだったかもしれないが誰一人として当たらなかったので出なかった、というのが正しいのかも。

問題になる言葉は「気のおけない」「お頭付き」「弱冠」「役不足」「情けは人のためならず」「御の字」「舎弟」。浅田が随所で出自を思わせる発言をする。その発想にはやや呆れる。他も似たり寄ったりでタモリも「これ笑点か?」と言うほど正解とかけ離れた珍解答続出。一般的な間違った解釈すら言えていない。その点、よゐこはまだまっとうな解釈をしていた。キャリアの差か。個人的にわからなかったのは「舎弟」。他に「入水」を「にゅうすい」と読むのも正解になりつつあるというとんでもない事実を知り愕然。

最後に今回学んだ言葉を交えて作られた短文を全員で読んで締め。なぜか一本締めもやった。


今回はごく普通に「へえ、そうなのね」くらいに納得するような回なので特にどうということもない。パイレーツやビビるの珍解答に笑えたり言葉の本義を知って驚きが得られれば楽しめるだろう。珍解答には笑いを通り越してがっくりで腹も立てたくなるが加納教授は変わらぬ笑みをたたえて優しく説明するので感心してしまう。すごいな。ところで今回のロケ現場は教室を使用していたが、後ろにFM-TOWNSと思しきパソコンが見えて気になって仕方なかった。持ってる知り合いはいるけど、今時テレビで見られるなんて思いもしなかったので。

空耳アワーの結果

安齋、大遅刻。タモリ一人で進行。「いなきゃいないでちょっとさみしい」とは言っているが普段と違う雰囲気に妙にテンションが上がっている。結局安齋は2本目を終えたところで登場。

ミュージシャン 曲名 賞品
ウータン・クラン メソッド・マン 手ぬぐい
ソウルフライ トライブ 手ぬぐい

戻る