00年5月19日 音楽ファン必見! 家で簡単にできる楽しい顔ジャケプレイ!!
ゲスト:クリス・ペプラー、久住昌之、みうらじゅん、MC BOO!!
MP3やらネット配信やら、コンピューターを介した音楽の楽しみ方が浸透しつつはあるが、音楽の楽しみのひとつにはジャケットがあり、それはコンピューター経由では味わえない。無論メモリースティックなど日々小さくなっていく音楽メディアに関しても同様。で、ジャケットといえばなんといってもアナログ盤である。もっともわたしはアナログ盤を持たないためいまひとつぴんとこない。

そんな中、アナログ盤がふたたび流行の兆しを見せているらしい。特にクラブでの需要が大きい。モーニング娘。のアナログ盤が即完なんてこともあった。ただ、アナログ盤の流行はそうしたクラブユース(実際にモーニング娘。がクラブユースで売れたのかは知らないが)によるものばかりではない。新たなジャケットの楽しみ方が見出されているからだ。それが顔の描かれたジャケットを実際に顔に貼り付け、かつシチュエーションを想像しながらポーズや台詞を加えていく、いわゆる「顔ジャケプレイ」である。

今回は顔ジャケプレイをみんなで楽しむ。最初乗り気でないタモリもいったん受けるや、どんどんやる気になってゆくのはいつものこと。使われるのはちょっと懐かしめのジャケットが中心。Stanley Turrentine「The Sugar Man」、、Miles Davis「Tutu」、Elvis Presly「Shock, Rattle'n'roll」、John Lee Hooker「Mad Man Blues」、Paul McCartney「McCartney II」、Billie Holiday「Sixteen Of Her Greatest Interpretations」、Rick Astley「She Wants To Dance With Me」、James Brown「Live Hot On The One」などが使われた。

顔ジャケプレイでは、角度が非常に重要になってくるらしい。実際、ジャケットの顔の角度と身体の角度が一致しなければ不自然だし、一致してこそ面白みがあるし。5人も集まれば(MC BOO!!はモデル役中心だが)いろいろな案が出るもので、「裏社会」「マニア」「悩み」「特技」「記憶」「繊維質不足」「悪戯」「不動産業」「おしおき」「天気」「偏食」「妻へ」「アクシデント」「発見」「健康」「レスラーの再会」といった作品ができた。以上オンエアされた全作品。

最後も顔ジャケプレイの楽しさを味わいつつ幕を引いたが、「見てる人も写真撮って送って…んなことないかな」というタモリの発言は今後に含みを残すものだった。将来はレギュラーコーナー化?


顔ジャケといえば番組でも取り上げていたキング・クリムゾン、John Coltrane「Blue Train」、Art Blakey & The Jazz Messengers「Moanin'」くらいしか思い浮かばない自分にはぴんとこない部分も多かったが企画は優れていると思う。番組で取り上げられたレコードの音楽的背景なり曲想なりを知っていればそれと作品とのギャップに笑えるのではないかと思われる。

まあそういうことを抜きにしても、やはりシモに走るみうらなりタモリはよいですね。生き生きしてる。それ以外にも伊藤政則とみうらの関係のくだりをはじめ、彼に関係するパートには常に笑いが。さすが。タモリのちょっとした小ネタの上手さも目立つ。小道具の無闇な充実ぶりも可笑しみを誘った。タモリのポロシャツの襟のワンポイントが妙に気になる。久住は顔ジャケプレイを20年やっているというが本当だろうか?それはともかく久住、久しぶりに見るとやけに痩せたような気がする。大丈夫?あと、作品紹介時の周りの電飾風の枠がハウフルスっぽさを思わせる。ボキャブラ天国シリーズを思い出しちゃったよ。

空耳アワーの結果

珍しく長尺トークが2本。ひとつはマイルス・デイヴィスの話。もうひとつはブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの話。必見。しかもネタは3本。どうした(笑)?また、1本目にはハウフルスロゴ入りユニフォームが映っている。ハウフルスの野球チームでもあるのか?

ミュージシャン 曲名 賞品
ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン I.E.V. 手ぬぐい
イングヴェイ・J・マルムスティーン ハンガー18、エリア51 手ぬぐい
エネヘ・ラ・バンダ ノ・セ・プエデ・タパ・エル・ソル 手ぬぐい

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