00年3月31日 大物プロデューサーが風俗嬢をプロデュース(タイトル提示なし)
ゲスト:板尾創路、細野晴臣、白石有杏、樹里、青山麗子
こういうのも今更だが、音楽業界はプロデューサーの時代。そんな中、大御所・細野晴臣も久しぶりにユニットプロデュースに乗り出した。プロデュースするのは「身近にいる女の子」をコンセプトにした人気風俗嬢3名のユニット「ヘルシー・ヌッキーズ」。この人たち、カラオケの持ち歌と思しき曲を歌いながら登場するが妙に不安定。つい微笑んでしまうような感じ。タモリの表情も明らかに呆れた風。テロップによると仕事帰りで顎が疲れて歌が乱れているとのこと。ともあれプロジェクトが始動。タモリ・板尾もプロデュースに参加する。

曲は既にできていた。ちょっと古風な曲調。GS期前後にありそうなギターだ。全てのトラックを御大自ら入れたかもしれないと思うと興奮。ただ、デモの段階なので詞ができていない。そこで彼女らの声・日常を聞きながら曲に合わせた詞をタモリが中心になって作る。細野からも「すばらしいですよ」と絶賛のキーワードが続々飛び出す。ヌッキーズの3人の仕事部屋の様子を織り交ぜながら、挙がった言葉をまとめた歌詞ができた。仮歌段階でさらに調整して完成。細野も「音楽生活30年、初めて傑作ができた。代表作」と意欲満々。

プロジェクト、続いて振り付けへ。振り付けも細野。形態模写を披露してそれを取り入れようとするが、それは却下。しかし基本的には「得意」というだけあってだいたい彼の意見が通る。振り付けの見本演技までやってくれた。まあ、単純なものなのだけれど。

以上の決定を踏まえつつ特訓を経て曲「癒しのルンルンアイドル」披露。単調なだけに「美乳大作戦・メスパイ」の主題歌「ドキがムネムネ」のような、耳から離れない曲になった。仕上がりを見て「感動した」と感慨深げの細野。さすがに「HOSONO BOX」には入らないようだけど。曲ができる以前にBOXは完成していたしな。ていうかこの曲、CD発売はされないの?「4月1日発売」だなんて冗談言ってる場合じゃないって。出たらタモリ倶楽部ファンも細野マニアも買うって。いや、どうかな…少なくともわたしは買う。


今回はやはり超大物・細野の出演に尽きる。彼が出たからかさすがにゲストも少なく小ぢんまりとした作りになった。その細野、普段こういう番組(むしろテレビ自体?)に出ないだけに独特の間を作り出し、ぼそっとした一言も併せ独自キャラとして屹立していた。踊る細野・坂本龍一の真似をする細野など、滅多に見られない彼が見られます。また、提供ジングルに敏いとうとハッピー&ブルー「よせばいいのに」を使用。なんて失礼な!大笑いしたけど。さらに言うなれば、ロケ地がわたしの憧れの聖地・音響ハウス。なんて豪華なロケ地!

追記:後で気付いたがこの回は850回だった。850回記念ということで大物ゲストを呼んだのかもしれない。

空耳アワーの結果

安齋、髪が元に戻っていた。若干緑がかった色だけど。

ミュージシャン 曲名 賞品
ウィルスミス UUHHH 手ぬぐい
カトリーヌ 小春日和 Tシャツ

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