00年2月18日 タモリ倶楽部 官能小説読み切り訛り美人大賞!!
ゲスト:浅草キッド(進行)、みうらじゅん、三上大和、風俗嬢4名
近年は、というまでもなく進む活字離れ。エロの世界にもそれは言え、アダルトビデオの普及がその最たるものである。とはいえエロには想像・空想もまた重要であり、官能小説はそれを喚起するにふさわしい媒体である。しかし常に標準語で書かれる官能小説は「リアリティーがない」(キッド談)そうな。そこで今回は地方出身の風俗嬢に出身地の訛で官能小説を朗読してもらい、地方色豊かな官能世界を体験しようという企画。もっとも原本も出演者に渡されている状態で朗読されていたようなので、いかに方言版がオリジナルからかけ離れているかを楽しむだけのような気もしないでもないけど。登場するお国言葉は熊本弁、京都弁、北海道弁、名古屋弁。官能小説はすっかりおなじみのフランス書院文庫群。訛によってより劣情が催されるかというと、どうだろう。むしろ笑える方向に行ってしまっているが…。読んでる風俗嬢が自分でウケてしまう場面もあったし。最後には名古屋弁のみさとさんと津軽弁の三上とで「名古屋の女 VS 津軽の男」なる構図で朗読対決もする。訛り美人大賞はいつのまにか審査委員長となっていた(理由は「方言王だから」)三上から発表され、京都弁のかなさんとなる。賞品は4色ナムル詰め合わせ。特別賞に今回小説に登場した人物の中から河北なる人物が選ばれ、カルビ1kgが贈られた。代理としてその小説を読んだ風俗嬢に贈られた。その後どうするんだろう。今回は訛で笑えるかどうか、がひとつのポイント。ただこの訛、実際にはそれぞれの地方でどれだけスタンダードなものかよくわからない。京都はほぼそれっぽいような気がするけど。三上を含めた5人のうち誰かと出身が一緒だったら楽しみはまた増すだろう。時折繰り出されるみうらの小ネタがよかった。特に饅頭のくだり。また、朗読パートでレンズにフィルターをかけるという妙に安っぽい効果のかけ方がらしくてすごく良いと思った。あと訛といえば日よう子、というイメージができつつあるので彼女が読むのかと思ったりもしたが、官能小説のせいかさすがに出ませんでしたね。

空耳アワーの結果

2本目はジャンパーになりかけたなかなかの名作。第7回空耳アワードノミネート確定か?

ミュージシャン 曲名 賞品
R.E.M. ウエスト・オブ・ザ・フィールズ 手ぬぐい
パトリシア・カース はかない愛だとしても Tシャツ

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